ケーキ寸評9





お客様を招いての午後のお茶会を催してみた。


というより、


オーボンビュータン



(本店)のケーキをいろいろ買い込んで味を確かめたかったというのが本音のところ。 朝から何も食べずに家を出て、お店のイートインで食べつつ、その脚でパンやケーキを買い込んで 紅茶とともに。

というのがコンセプト。


相変わらずの自分中心な招待である。





お店までは自宅から1時間ほど。お店に到着したのは10時半を少しばかり廻ったばかり。 店は尾山台の商店街を抜けきったところにあり、想像していたより広い印象。 いろいろな品が並んでいるのには びっくりである。
また朝早い時間にもかかわらず、ひっきりなしにお客が来るのもすごい。


とりあえず、イートインにて。 席は2テーブルしかなく(2テーブル×2名)、あとは立ち食いになるようである。 さすがにこの時間から食べる猛者はいない。

・・・・・と思ったのも束の間、5分後席は埋まった・・・・



バナナシャーベット


バナナのシャーベット


400円。 知人の一押しはレモンシャーベットであったのであるがなかったので 嫁さんの希望によりこちら。

完熟したバナナの証。バナナの風味がしっかり効いている。 そしてとにかく砂糖というのではないが、濃い、濃い。 甘みが強い。 ビスケットが非常に軽くて、さくさく感が楽しく、好感。 ★★★



たまねぎのキッシュ


たまねぎのキッシュ


こちらもしっかり火の入った玉ねぎがキッシュの具に。 これだけ炒めることを   考えると気が滅入りそうであるが、しっかり調理されている。 玉ねぎにまけない 生地も立派。 玉ねぎの甘みはよいが、ちょっと塩がきついか。 300円。 ★★★



ほうれん草のキッシュ


ほうれん草のキッシュ


ああ、徹底した味への追求を感じる。 ほうれん草の味の濃さを見よ。  あとベーコンも入っていた。 キッシュとしてはこちらのほうが楽しめるであろうか?  300円。 やはり塩がきついとは嫁さんの弁。 ★★★



ミルフィーユ・オウ・フレーズ?


ミルフィーユ


知人からの「店で食べるミルフィーユのパイのパリパリ感を楽しんでこい」との指示により。 う〜ん、ぜんぜんぱりしてないよぉ〜 しっとり。 ショーケースにあった最後の 1個だったから?? ベリー系のソースはよく分からないが、カスタードは好みの濃さである。 320円。 ★★○







テイストは以上。 他に家でお招き用のパンやら、ケーキやらを買い込んで自宅で。





マドレーヌ


まどれーぬ


嫁さん作成のマドレーヌ。 いつもの味。





パン


パン


オーボンビュータンで買ってきたクロワッサンなど。

クロワッサン (写真上)

定番であるがしっかり入った焼き。買ってきてから食べるまでにやや時間が あったせいかパリパリ感が少ない。期待感が大きかったので、やや 残念。 150円 ★★○


ブリオッシュ (写真右上)

まあ、こんなものであろうか? 他店と比較して特筆すべきものはなし。 120円 ★★


ガレット (写真左下)

要するにクッキー? 甘さは控えめであるがしっかりバター風味。  なかなかによい。 焼きもしっかり。 さっくり感と口の中でのボリュームが好印象。 120円。  ★★○


タルトカンパーニュ? (写真中央)

こちらパン部門(?)の中で一番美味しい。 上にはたっぷりのリンゴ。 上から砂糖をかけているのであろうか? こげた部分が香ばしく、甘い。 もはやパンではないが(笑) 200円? ★★★


ショーソンオーポム?  (写真右下)

リンゴの煮たものが中に入っている。 悪くないが、それほどの印象はない。 200円? ★★


????  (写真一番右 細長い)

見た目に引かれて購入したものである。 レーズンなど入っている。 少ししか食べなかったため、今一つ分からず。 280円。 





モンブランと???


モンブラン


モンブラン

この季節、何度かモンブランを食べたがどれも今一つであった。それを払拭するような モンブランにようやく。 今秋一番のモンブラン。 中のサクサクの台が美味。 色は薄めのあまり栗色とは言えない感じの色合い。 クリームはそれほど濃くなく あっさり系で栗の自然な旨みを前面に押し出している。 280円 ★★★

????

名前失念。 オレンジとキャラメルの味。 苦みの強いオレンジと同じく苦みのキャラメルの 対比。 甘さも充分。 私好みの一品。 ★★★○




 
モンブランとレアチーズケーキ


レアチーズ


レアチーズケーキ

あっさり目がお好きなお客様にご好評をいただいたレアチーズ。 甘みとチーズのコクとの バランスがなかなか。 ★★★




 
オーボンビュータン


オーボンビュータン


オーボンビュータン

店名となっているケーキ。 お客様には「大の苦手」とのお言葉を頂いたが、 もろ私の好みである。 リキュールと甘さとコクのあるカスタードがたっぷり。 ★★★★




 
シューパリジャンとデフリュイユーズ?


シューパリジャン


シューパリジャン

大変な濃厚さが楽しめるカスタードが好み。時間がたってしまったせいかややシューが ・・・・致し方なし。 ★★★○


デフリュイユーズ?

知人のお勧めにより。 上には数種のベリーがたっぷり載っており、 ベリーの果実味、酸味とタルトの中にしかれたジャム(?)とタルトのサクサク感と。 それらのバランスを楽しめる。 500円。 ★★★




 
スコーン

自家製。 中沢のクロテッドクリームとお土産に頂いた明治屋のブルーベリージャム。

ジャムはこちらのお願いであったのであるが、どうも私たちの希望は果たせなかったようである。 こちらの希望はジャムヌーボーであったのだが・・・・ なかったのか? 気が付かなかったのか?   まあ、文句もいえませんね。 

もちろん悪くはなかったのですが。 糖度60%と40%があったらしく、60%を。  スコーンに合わせるのはこのくらいの甘さが欲しいところ。



やはりスコーンは焼き立てに限る!!








高島屋支店の味に不満を抱くこの頃、本店へ出かけてその疑念をはらすのが今回の目的であった。 まだまだケーキ初心者(?)の頃、オーボンビュータンの本店から買ってきてもらったお土産の ケーキが非常に美味しかった記憶が忘れられずに。 復習を欠かしてはいけない。。。

「一口ずつの試食」というのもあるのかもしれないが、感想。

かなり、うまい。 値段も手ごろである。 しかし、我が家からわざわざ行くことはない。

味はかなりしっかりとしている。 従ってこのような濃さを苦手とする向きには評価が 高くないことと思われる。 実際、お客様のレスポンスでは、

    スコーンのほうがいい

というものであったから・・・・・・・

まあ、好みですね。 



難しいですね。 こうやって人にごちそうするというのは。 相手の好みを知ってないと喜ばすことはできないのですから。