続いての2品目は TVカメラが設置してあり、厨房内や先生の手元は常に見られるようになっている。(とは言ってもコントロールは手動だが) そして、面白いのは味付けである。 レシピ通りに料理をつくり、シェフが途中で味見をして、いろいろと分量外の調味料などを追加している。 当たり前のようであるが・・・・なんか笑えてしまう。 TVの料理番組と違ってその後味見を するとなると、やはりひと味足したくなったりしてしまうのでしょう。 この料理は先日行われた野菜の一品コンテストで優勝した作品らしい。 周りに散らされたのはクコの身、枝豆。 ミルフィーユを構成しているのは、大根、金時芋、豆腐である。 そして、この料理でなんといっても美味しいのがトウチを使ったソースである。 非常にシンプルなレシピではあるが、うま味と香りに満ちている。 これは今後応用が利きそうな一品である。 油通しが多いので、このままではちと大変すぎるが・・・ 最後の3品目は 左の写真はサンプルとして見せてもらった生の状態。 背開きした鮎に、干しエビやエビのすり身を中心とした詰め物を詰めた状態にである。 これを蒸して、ソースをかけて、仕上げに熱したピーナッツ油をジュとかけるわけだ。 味わい的には繊細系。 悪くないのであるが、どうも最初に食べた茶碗蒸しの味が強すぎて最後まで 引きずっているのが分かる。 献立の組立に問題があるか・・・・? しかし、この詰め物はエビの蒸し餃子などに応用が利きそうだ。 鮎は旬であるが、かなり脂分を感じる。 養殖モノなんだろう。 さて、今回は料理的に若干不満が残る。それは 干しエビはどうした? ということである。 いろいろ食べて、非常に楽しかったのは事実ではあるが、 もっと干しエビを生かした料理が見たかったのも事実。 しかし、土曜日はいつもこの先生のような感じみたいだ・・・・ 他のシェフもいろいろ見てみたいが、やはり平日なのはちとつらい。 |