知人と中華に行きましょう、という話になり、この直前にちょっと気になったお店に初トライ。
写真は突き出し。
ネットにその情報がほとんどないというディープな感じではありますが、料理の写真からその味わいをほうふつとさせるものがあったので。
きゅうりと春雨のムチム
ムチムというのは韓国料理の和え物をいうそうなのですが、このときは知らず。
板春雨のような歯ごたえのあるしっかりとした春雨を使っているので、中国東北地方の料理かと思っていたのですが。
こちらはお邪魔してみるとメニューはかなりの豊富なラインナップで、東北地方・北京・四川・韓国という入り乱れる料理がすごい。
見た目辛そうですが、全然そんなことなく。
こちらは、串焼きシリーズからの1本で。牛板筋。
牛白スジと仮名がふってありましたが、しっかりとした歯ごたえとタレの味わいもなかなか。
こういうところはどうしても、このタレの味わいでチープにもなったりしますが、こちらはそんなことなく。
おそらく化学調味料がゼロとまでは言いませんが、少量にとどめているのではないでしょうか?
結構、こういうお店はがっつりきいていて、すぐに飽きる傾向があるのですが、こちらは最後まで一切飽きずに。
四川からの牛肉水煮。 山のような鍋の一皿ですが、下には野菜がたっぷりはいっていて、四川でよくいただく味わいとは異なります。
油もそれほど強くなく、比較的さっぱりと。 牛肉も固くなっておらず、一皿としての完成度が意外に高い。
メインの羊串。 羊カルビで4種の味があるのですが、今日は混んでいるので2種にしてくれ、ということに。
オススメを伺ったところ、大辣味と新疆味の2種ということで、そちらを。
ただし、大辣味は辛いけど大丈夫か?と強く念押しされたが、実際に頂いてみるとまったくそんなことなく。
羊は肉質は固すぎず適度な脂、強い羊臭さもなく、そのバランスがなかなか楽しい。
ご覧のように唐辛子の種が山のように見えて辛そうにも見えるのですが、かなりはまる1本かもしれません。
田舎風鍋
肉と魚があったのですが、魚はどうかと思ったので、肉で。
しかし、他のお客さんの様子をみると、魚のほうが本道かもしれません。
実際に、目の前に供されるとかぼちゃを大量につかってあり、溶けたかぼちゃが甘さがでてきて、1種ほうとうの味わいにも似て。
ほっとする味わいです。 お餅もかぼちゃを練り込んであり、やはりちょっとした甘さと風味と食感が楽しい。
ご覧のように野菜はいろいろはいっており、どれもくったりと火入れしてあり、食感としては一体感が強くなっています。
ビールの後は紹興酒。 見たことないラベルですが、お値段安かったです。
思わず、くぴくぴ飲んでしまって、翌日したたかに残ってしまいましたが、悪酔いという感じではなかったので、そこが救いでした。
だいたいお酒の質で翌日の調子が違いますからね。
メニューは一部のみ。 このほかに本スタイルのが1冊あります(笑)
こちらは、夕食時には日本語を分かる方がいらっしゃるようで、意志の疎通は可能なのですが、昼だと通じないようで昼間に予約などはできないかもしれません。
実際店内では北京語が飛び交い、比較的体格の大きい方が多いので、やっぱりそちらの地方が方が多いのでしょう。
そして、この手のお店にしては比較的きれいなほうで、その辺でもお勧めだし、味はいいわ、値段が安いわ、という素晴らしい1軒でした。
再訪を期す。
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