「バンタイ 二子玉川店」   ★★★  1996. 11






くらぶ活動


私の周りの食べることが好きなメンバーで構成された単なる「不定期食事会」をそう呼ぶ。 数ヶ月に一度開催予定。下記料理名は正確ではありません。雰囲気で察してください。

また、あくまで個人的な感想にすぎませんのでご了承ください 評価で○は0.5だと思ってください。最高☆☆☆☆☆。






入店



人数は8名で。

11月中旬だというのに、12月下旬並の気温。冷たい北風が吹く中、当初から 念願だったタイ料理がついに実現した。寒風吹きすさぶ中、駅から10分弱の移動。 わずかなその間に体は冷えきり、辛い料理を、より期待させることになったことは 言うまでもありません。


比較的暗い園内に突然現れる、高床式住居の大きい建物。その2Fに目指す店はある。 夜に行ったため、はっきりとは見ませんでしたが。

まず、店構えや置物などからもタイ(?)らしいエスニック香り溢れる店構えである このお店は、ワンダーエッグにあるタイムスパークの一番奥に位置している。 (木の象やら、怪しげな人形などが飾り。そう言えば、外に象のイスもありましたね)


店に入り、予約であることをつげると、タイ人らしき給仕人が案内する。給仕人 はほとんどタイ人(?)らしい。店の一番中心、大統領らしき夫婦を描いた大きな 絵の下に掘り炬燵のようなメインテーブルに案内された・・と思ったら、脇にそれて 窓際の6人テーブルに。


店には、客はまばらであったが、ピアノの生演奏がされており、リクエストなども 受けてくれるらしい。 なかなかよい雰囲気。 また、掘り炬燵にはアベック 用(単に2人用)と思われる座椅子も何卓分もあった。 おそらく週末には、 このお店も喧噪と、熱気でわき返ることになるであろう。



とりあえず、飲み物と食べ物を注文する。(今回も値段は間違っている可能性高い。参考程度に)






注文





飲み物
 



おなじみシンハービール 650円

ライチュース 400円

見た目は透明なポカリスエット風。 味は想像よりあっさり、上品という感じ。 他のメンバー談 ほのかな甘みあり。 




料理
 

トムヤムクン(☆☆)


なお、☆印はメニューに載っていた辛さのマーク。


まずは定番、世界3大スープに数えられるスープを注文。 (L 2500円)

味は、かなりすっぱめ。 辛さは弱い。コク・風味・タイ独特のクセともかなり弱め。 初心者向きか? まあ、何とか及第点。 

でも、他の料理に比べてインパクト少なし。あまり香辛料(訳の分からない葉っぱなど)も スープの中に入っていなかったような気がする。いつもこんな感じなのかな?  それとも、今日だけ?  他のメンバーのには葉っぱ(ユーカリみたい)と木をスライス したようなのが入ってました。との事ですが、私のにも葉っぱは入っていましたけど、よく 食べているところだと、なんか訳の分からない(食べても美味しくない香辛料?)具が ぐちゃぐちゃと入っていますね。



グリーンカレー(☆☆) 1200円


個人的に今まで苦手で、カレーならインド料理の方が遥かにうまいと思っていたが、 今回、再認識。 下記のレッドカレーの方が個人的には好きだが、まずまず。 (他の店のはまずくて食べられないことを考えると、極上では?)



レッドカレー(☆☆) 1200円


気に入った一品。インド風とは違った香辛料を使い、異なる風味があった。 今までのタイ料理で食べたカレーとは違い、味に奥行きがあった。 様々な香辛料を使っている物と考えられる。GOOD な作品。次も行ったら食べたい。

グリーンもそうだったかが、結構あっさりした感じがする。



イカのタイ風炒め物(☆) 1200円(?)


これも気に入った。 イカを可愛く、タコさん(ウインナー)のように切れ目を入れて ナムプラーで炒めたもの。 イカの風味が生かされて、ナムプラーの味付けでかなり親しみやすい。 赤ピーマンも入っていたが、一緒に間違えて唐辛子を食べた。

食感は、肉厚で赤ピーマンなのかと思ったが、中から種が出てきた。 その時は、辛くなかったので 、気にしないでいたが、そのうち舌がひりひりし始め、ビールで舌を冷やした。 

今回、これが一番辛かった。




タイ風さつま上げ 1500円


いいですね、これも。 辛さはない。

つけ汁が特に気に入った。


このお店は、いろいろ品物に応じて様々なつけ汁を出す。
一つとして同じ物は無かった。この時のつけ汁は、ココナッツらしき木の実 とナムプラーの風味が格別。一番好きな味。つけ汁は透明であったが、ナムプラーって透明なの? (醤油の様な色だと思っていたけど・・)




パイナップルチャーハン 1500円


今までのお店でもパイナップルチャーハンは今一つだと思っていたけど、ここのはまずまず。

パイナップルの甘みとカシューナッツ(?)の歯ごたえ。 
これなら次も食べたいと思う。2人では多いかな? ナムプラーを使ったチャーハンも 期待できそう。今度挑戦してみよう。




鳥の揚げ物(?)(☆) 1500円


骨付きの鶏肉を軽く揚げたもの。 揚げたのかな? 周りは香ばしく、パリッと揚げて、という作り。

もう少しうまく作れると思う。 ソースは辛目の赤い粘度の高いもの。ソースは確かにタイ風。 鳥の揚げ方に勉強要。



ナンと白飯 各650円


ナンはインドの物だけだと思ったが、ここにもあった。

ただし、普通のパンといった感じ。インドではついている周りの油(?)はついていなかった。 確かにこのほうがタイ風のカレーには合うと思う。



麺(?)


メニューを見ていなかったのでよく分からないが、焼きそば??がオイスターソースを 使ったつけ汁に使っているような感じ。中華風のため、驚きはない。 味は標準。



タイ風春巻き


東南アジアで見かける揚げ春巻きの一種。中には挽肉らしき肉(正体不明)。 つけ汁は、薄い赤色した透明のもの。個人的には、揚げ方が不満。味は標準。



豚肉の炒め物


豚肉を炒めた物。 味付けは・・・・よく覚えていない

ソースはなしで、味付き。辛くなく、中華風で出てくるような感じ。 この辺になると、なぜかチャレンジ精神が鈍っていたのか?



デザート
 

カボチャプリン 400


なま暖かいプリンにカボチャが混じっている。プリンといっても、東南アジア風。

個人的には、カボチャをペースト状にしてプリンとしたものを予想していたのだが。 ちなみに、他のメンバーによると「ココナツミルクも入っていて、しかも(手の込んだことに) 二層になっていた。」との事。2層になんかなっていたかな〜?



フルーツミックス 400円


結構、面白かった。氷の中に、いろいろなフルーツの小片が入っていた。 確か、杏仁豆腐(字あってます?)みたいなのも一緒に。変わっていて面白かった。 味はまあまあ。



ココナッツゼリー 400円


試食しなかったため、不明。名前が面白かったけど、思い出せない。

ウーン・ガッティ・・だったかな? 店の人にどちら(ウーンかガッティか)が、 ココナッツかと確認したら、給仕人は「ウーン・・・・(悩む:約3秒間)・・・ウーンがゼリー」と。
一番、受けた。






総評



値段設定が若干高めかなと思ったが、人数が多かったせいか、それほど高額にはならなかった。  (一人4000円) 

メニューも豊富で、味付けもおいしいのが多い。辛さ度 ☆☆ でも、それほどでもなかった。 これなら ☆☆☆ 3つでもよかったかな ? と思うほど。(ただし、この辛さ度は1品しかなかった)

今回のメンバーはタイのスペシャリストが多かったため、結構私はビビリが入っていたが、 味付けも大人しく、日本人向けにアレンジされているような気がする。
場所柄、アベックなどが多いせいかな? 確かに味付け、雰囲気などデートに使えそうかな?とも思える。 ただ、二人で注文するには、品数が稼げないように思う。 カレーにつまみが、2、3品といったところか?

また食事の途中、他のテーブルから、歓声が上がったので、振り返ってみると、 パイナップルの容器にカクテル(ジュース?)が入り、上に花火がついた飲み物を注文していた。 なかなか良い演出だ。。。 2人で注文すれば親密度も増すかな・・・・? 

とりあえず、人目を引くでしょう。

また、ピアノの生演奏も私たちの帰りにさりげなく、「蛍の光」を演奏してくれるなど、 さりげないサービスが気に入った。(でも、途中でウルトラマンのテーマがピアノで流れたときは驚いた)  フレンチでも大した事していないのサービス料をとるお店が多い昨今、気分がよかった。 2回目に行ってよい印象を壊さないことを祈る。