「BASARA 」 晴海バサラ   ★★★  2001. 9






入店




両親を連れての外食である。 次はどこへ行こうかと悩んだが、ここなら 最近の和食の風潮も分かるかな? ということで選んでみました。


と思っていたら、その月の料理王国の特集が「晴海バサラ」になっている!!  げっ! と思いつつ、早々に予約をして、混雑に備える。

さて当日店に赴くも、前回晴海トリトンに来た際より大分空いている。 寂しい感じもするくらいである。  入店すると、やや半分の入りで前回満席だったことを 考えるとより寂しい感じがする。(ただし、帰るころには満席になっていたが)


テーブル



サービスはややマニュアル通り気味であるが、ホテルとは違った親しさも感じられ、 いやな感じはせず、心地よく過ごすことができる。 聞けばいろいろと応えてくれるなど 条件としては必要十分である。


店は外からの採光もたっぷりで、ここちよく過ごせる。


テーブル




メニューには3800円の3品コースと他に7000円以上の懐石料理やどんぶりなどの 1品料理もある。 この3800円コースは夜もあり、夜はご飯+みそ汁が別途 500円余分にかかる。 また3800円のコースでも+αのもある。


客層は、割と落ち着いた雰囲気で学生や20代前半といった風情はないことも 私の好みでもある。


メニューはこんな感じ。(重いです)  メニュー1メニュー2メニュー3メニュー4




注文






食前酒
 

アルザス


ワイン



和食でありながら、最近の風潮であろうか? 食前酒はいかがですか? と。

シャンパーニュもひかれたが、私はアルザス ’99(作り手失念)を。 800円。値段に比にして、その量を考えれば、まあまあか。

嫁さんは今月(月替わり)のグラスシャンパーニュ。ルイロデNV 1000円。

豊富な泡を見ると抜栓したてであることが分かる。 味はすっきりとしていてい気分を 盛り上げてくれる様はやはり好感度が高いぞ、と。




前菜
 

根芋ときのこの海苔和え


根芋



根芋って何?(笑)

「ふき」に似たそれは、しゃきしゃきとしており歯ごたえを楽しめる。 出汁をそこそこ含んだ それは口に入れてもしっかり味を主張してくれる。 海苔の風味と、きのこの風味と。そしてちょっぴり酸が効いている。

量が少ないけど ^^);

シャンパンやワインとの相性もまったく気にならない。。




名物バサラ玉子


バサラ玉子



名物といいながら、中はふっくらとした普通の玉子焼き。添えられた木のスプーンですくっていただきます。

それが、出汁の中に入ることで、なかなか印象的なものに。 中華風でいえば、かに玉。 それが和風の出汁と玉子の中に何も入っていないと言う違い。 和風の出汁は軽めの酸味と 同じく軽めの甘さ。 出汁の風味が渾然一体となり、口のなかでふわりと舞い降りる感じ。

なかなかではないでしょうか?  こっちの方が量が多くてお腹が空いているむきには適している。



中菜
 

蓮根豆腐の揚げあんかけ


蓮根豆腐  蓮根豆腐



これも、和食の経験が少ない私には面白い。

いってみれば、中華の大根もちに近い感じ。 蓮根をすり下ろしたものを四角くまとめ、表面を (非常に)かりっと揚げておき、上から和風出汁をかけたもの。


かりっとした表面の香ばしさもさることながら、中のふわっとしつつもしゃっきりした蓮根の食感も なかなか捨てがたい。 それを静かに支える和風出汁。 あちこち和風出汁と かいているが、それがそれぞれ異なる風味をもち、飽きさせないところは非常に 評価してよいのではないでしょうか??





徳島 秋鯖の棒寿司


秋鯖の棒寿司  秋鯖の棒寿司



またまた同じ中菜でもボリュームが違う・・・

あ〜ん、お腹減ったぁ〜 などといいながら、こちらは嫁さんのセレクト。 こんなのはあまり好きじゃないはずなのに・・好みが変わったのかな?

印象より、鯖くささもなく、大人しい一品。  もっと荒々しい鯖を期待していたのですが・・・決して悪くはないです。  上品といえば上品。 しかし、鯖は鯖らしくありたい。もっとお酢が効いていた方が好みかも。



主菜
 

秋茄子の葛煮


秋茄子  秋茄子



なぜか、野菜ものを主菜に。 おいおい、結局私のセレクトは肉も魚も とらずに野菜オンリー? なんてヘルシーな。。とかいいながら。

ふっくらとした茄子の甘さと、たっぷりとかかっている出汁の風味が よくあっており、なかなかに好みである。上にはたっぷりと茗荷の千切りがのっている。 しかし、あまり満腹度がない(笑) 見た目のボリュームはたっぷりです。 茄子に負けないくらい立派な椎茸。厚みもあり噛むと椎茸の味がふわっと口の中に広がる。


主菜にはご飯(押し麦入り)、赤だし、香の物がつく。


ご飯  ご飯



そして、ここの特徴はこのご飯であろう。 釜で炊いたそれは非常に ふっくらとしており、美味しいご飯である。 義母が一口食べて、 「あ、懐かしい」と申しておりました。 昔はこんな味だったとのこと。
押し麦が入っているせいか噛みごたえもあり、ご飯だけでもぱくぱくと食べられてしまう。






本日の魚の変わり揚げ


スズキ  スズキ



本日の魚はスズキ。 食べるとあまり脂がなく、非常にすっきりとした一品。 すだちを絞っていただく。また脇には、カレー塩が添えられ、お好みで。揚げの衣は新上粉の様なとても細かい白粒々。 とてもさっくりと揚がっています。

このカレー塩をつけると、また印象ががらりと変わり、面白くいただける。


カレー塩



肉厚の椎茸、シシトウなどと一緒に。




デザート
 

ヴァニラアイスクリームと麩焼き


ヴァニラアイス  ヴァニラアイス



う〜ん、甘さ、コクなどをフレンチの物と比べると(比べなくても)さっぱりしたデザートである。 シャーベット的なイメージが強く、あまり感心できない。 繊細といえば、繊細だけどね。でもちゃんとヴァニラの 粒が見えるあたりしっかりと作っているなという印象を受ける。
麩焼きって何?と思っていたらさっくりと軽いクッキーの様な感じ。




三味寒天あんみつ


三味寒天あんみつ 



こちら、もっとさっぱりとしている甘味である。 甘みはあるの? という感じ。 餡と白玉団子の玉がいくつか入り、黒蜜がかかっている。黒蜜の割にさっぱりである。 もっともっとコクのある方が好み。寒天はしっかりしていていい感じでした。
まあ、食後に口中をすっきりさせるという役割は果たしていると思う。







ほうじ茶






総評



まずまずではないでしょうか?

サービス料はとられず、このサービス。 甘味にやや不安が残るものの、食事全般を通して安定した旨さを感じることができる。 出汁を基調としながら、それに様々なアレンジを加えつつ、楽しむことができる。 このプライスでトータル的に考えると、まあままではないでしょうか?


個人的にはそのポーションにやや不満を覚えるものの、たまにはこんなものも。
知人がこちらの本店の「青柳」(東京)の方へ出かけたらしいが、こちらは「素晴らしい」 とのこと!! 是非、訪問したいものです。