ル ベルクレイ (Le Berkeley)

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ベキャス

もともとサルセルか何か、、とお願いしていたのですが、シェフがこれだけのベキャスを捌きます!と書かれているのを見て、、
一体どんだけでるんだ? え? もしかしてうちらの分もあるのか?
”何か”、、とはお任せしましたが、まさかベキャスでは、、と思って、早速知人にその旨を話して追加予算を万が一のためにお願いしてみました。

結果的には・・・・一人一匹のベキャス。


一体おいくら・・・?と頭をよぎるものの、これまでの好調な食事を考えれば、いっとけ!!みたいな(笑)

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まずはソースから。 ねっとりとした食感で、ガツンとくるタイプではないですが、深遠な旨みが広がる感じで。
この瞬間からこの料理はアタリだと確信しました。

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さて、まずモモの部分を頂いてみると意外に淡白な味わいなのだが、知人のモモは血があふれ出ている肉質に対して、我々のはそんな様子もなく。
後でうかがったら、一匹の左腿だけ撃たれて、血がでていた、、とのこと。
そのせいですね、、この血がでていた部分はなかなか美味だったようですが。
熟成が進んだのかな?


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それに対して、胸肉の質感と旨みが素晴らしく、風味が高くこれぞ官能的!という味わい。
適度な心地よい歯ごたえを感じつつ、味わえる身質。

ちょっと血テイストの風味が程よくブレンドされ、口の中で噛むと変わっていく風味。
魅力的、、といってしまえばそれっきりなのですが、複雑なんですよね、味わいが。

ソースをたっぷりつけていただくと、最初に甘さが通りすぎ、奥からしみじみとした官能が襲ってきます。
コース全体と通して量のバランスと味のバランスがいいですね。
強すぎなく塩分の塩梅も個人的な味わいにぴったしで、満足満足。

それにしても、さすがジビエの王様、、と言われるだけのことはありますね。

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中央の山盛りのハート型はレバーペースト。 

ベガスを焼いたジュでパンを低温調理したものなので、時間がたってもサクサクのままでかつ濃厚。
レバーをしっかりと下支えする味わい。  身質に劣らず滋味深い味わい。

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こちらは定番のササミ。 しかし、印象としては胸肉とレバーペーストに軍配。
同じ鳥肉でもいろいろあるものです。
何を餌にするとこうなるのだろう? 飛ぶ距離が違うから、胸の筋肉が発達するのだろうか?

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Saint Joseph 2010 Domaine des Lises

ドメーヌ・ド・リゼ。
アラン・グライヨの息子が新たにたちあげたドメーヌだそうで、クローズエルミタージュを中心に作っているそうです。 
シラー100% 市販3000円程度。

シラーということで、なめらかな味わいが印象的。 ガツンとした旨さはないものの、いいマッチング。

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ババ

以前にいただいたのと違う? どちらかというあっさりテイストの印象ですが、それはメインがしっかりだったから?
本日の〆としては、余韻でこのくらいのほうがちょうどよかったのですが。

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