シェフから、続々ジビエ入荷中、、というコメントを聞いて、早速予約。
知人にも声をかけて4名にて。 ディナーにて。
このジビエの季節は満席かと思ったのですが、キャンセルなどが相次いでしまったようで、、
冬はやっぱり多いそうです。 まあ、仕方ありませんがね、、 私は出来るだけ早めに連絡入れるようにしております。
なにしろ特別に準備いただいているものが多いので。
モンサンミッシェルのムール貝だそうで、やや小ぶり。 今まで何度かいただいていますが、それほど、、と思ったことはなく。
今回はどうかな?と。
マヨネーズ(と聞いたが・・?)と白ワインでマリネしたとか伺ったような、、その分、味わいが深く、さらには味深い海の香りがふんわりと。
ガツンとしたものではなく、優しい味わいですが、風味豊かでほどよいスターター。
ご覧のようにぷりっとした見た目もよく、こちらもエンジンがかかってくるのが分かります
料理名を失念していたのですが、調べたらムクラードという料理なのですね。
初めてでしたが、もともとはブルターニュの港 ラ・ロシェルの伝統料理だそうで、
かつてアフリカの船が停泊することからアフリカのスパイスを使った“Mouclade”というムール貝のカレー風味だそうで。
調べてみるとカレー風味だったり、サフランだったり、、スパイス風味で考えればよいようです。
こちらはそれほどスパイスの香りは分かりませんでしたが。
ソーセージですね。 青首でつくるあたりこの季節ならでは、、という感じです。
味わい深いなぁー どちらかというとねっとりとした食感と時折感じさせるコショウの荒引きがなかなかアクセントになっており、飽きさせません。
ねっとりとしたコクと付け合せの野菜やら、ジュレなんかで味わいの変化を楽しませていただきます。
こちらの本領発揮といった感じでしょうか? 力強さをひしひしと。
でも、バランスは保ちつつ。
Domaine de la Mordoree Tavel 2011
タヴェル・ロゼ ドメーヌ・モルドレ
グルナッシュ、シラー、サムソー、ムールヴェルドをつくったもの。 ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ
1987年創業のまだ若いドメーヌですが、現在は創業者からむ息子に移っているようです。
お一人はお昼についつい飲みすぎてしまったようで、まだまだお若いかたなれど、さすがにたくさんは厳しいだろう、と。
我々もそれほど強くにないということで、難しいチョイスとなった前菜から魚にかけてのワイン。
そんな中、中庸を狙ってのロゼ。
ちょっと甘めの口あたり。 スパイスちっくな味わいとワインのアルコール感が肉にマッチ。
ひらスズキとカナダ産(?)オマールを使ったブイヤベース。
ついついニンニクがっつりとしたブイヤベースをイメージしてしまいますが、こちらはあくまでのレストランの仕上がり。
優しさの中にうまさがあって風味高いもの。 なんといっても雑魚を集めた深みのある味わいも好きですが、こういうテイストもたまりません。
強すぎないカニ火入れも素晴らしい感じ。 特に爪先が。
ホタテ火入れもすごいな〜 もちろん別々に調理しているのは当たり前としてもこれは低温調理なのかも??
かなりレアに近いような感じなのですが、柔らかく、そして旨さと甘さを思いっきり引き出している印象。
ジャガイモねっとりとして、スープの中で食感を主張しています。
スープはちょっと甘いテイストにエビの旨みが混ざり合い、一皿としてバランスをもっています。
強すぎない絶妙のバランスがたまりませんね。
こちらも少し甘めのソースゆえに、ワインとの相性もまずまず。
しかし、欲を言えばやっぱりブル白だなぁー、とここは仕方なく。
こちらのヒラスズキは普通のスズキが河口や湾内に多いのに比べて、海流が洗う荒磯に多いようで、
最近は養殖も盛んになったり、海流の関係で漁獲高も増加傾向だそうです。
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