ル ベルクレイ (Le Berkeley)

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山鳩のパスティーヤ

以前からもお勧めいただいていた一皿。 是非食べていただきたい、、という自信作。

パスティーヤという調理方の定義をしっかり把握しておりませんが、ちょっと調べてみると 薄い生地を重ね、スパイスを使って中に肉、野菜、玉子等を挟んで焼いたモロッコ料理、とありました。

また千枚の葉という意味を持つミールフィーユの始まりともいわれているそうで、何枚もの薄い生地を重ね焼きして作ります。
メイン料理にもなったり、デザートにもなったりするようですね。

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ご覧のように粉糖とシナモン?がふりかけられ、パイ生地はパリパリ加減もよさそうです。
粉砂糖の甘味? パイ生地の中にはくるみもごろごろ。
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最初に頂くと、ガッッーンとシナモン直撃。 かなりスパイス使いの激しい私でもここまでのシナモンは、、、と思っていただくと これが欠かせないことに気がつきます。

中のクルミの脂分とコク、ほどよい甘さと鳩の肉質。 それらがよくマッチしてきます。
シェフからは、

この料理は決して、ただ「奇をてらう」料理ではありません。 鳩の肉とはこういう味ですよ。という料理です。

とのことでした。

それにしても、、、このシナモンがワインとよくあって!
次の山鳩も美味しかったですが、一皿の印象としてはこちらでしょうか?

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山鳩のロティ 血のソース オリーブ風味

シェフのブログからは

ロートレックがまだ生きていて、自分の料理を食べて貰えるなら… と夢みて考えた一品。
パスティーヤに比べ、こちらはフランス的なクラシックな皿と言えます。 レアにロティした鳩に絡まる濃厚なソース。


とのこと。

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黒オリーブと血のソースで。

そして、このソースのちょい甘さと風味が赤身と絶妙に合います!
赤身の柔らかな食感とちょっとエロい感じの艶かしさともいいましょうか?

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こんな色合いで、いかが?

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というわけで、赤身の量が少ないのが心残り(笑)

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通しで頂いたワインはこちら。

Crozes-Hermitage Cuvee Louis Belle 2007 Domaine Belle

シラー100%だそうで、ドメーヌ自体は父の代からで、その前はブドウ栽培を行っていた模様。
樹齢は50〜80年で、収穫量も非常に抑えて、約30%に新樽を使っているそうです。 このワインもそうかは詳しくは不明ですが。

最初からシラーでいいんかいな?と思いつつ、二人ではそんなに飲みきれないので。
心配しましたが、最初はするすると温度低めのせいか、気になることなく飲み進められ、そして圧巻はメインとの相性でしょうか?

こういう時間の経過を大人のたしなみ、、ということで◎

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デザートはこんな感じ。

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栗のパイ包み焼き

かなりお腹いっぱいに近い私たちですが、まだ食べてしまうところがデブへの一直線。

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ちょっと旨く切れませんでしたが、断面はこんな感じです。
丸ごと1個ごろっとはいった栗の食感と風味。 パイの生地感ともよくあって季節ならでの味わいを満喫。

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パイの生地感もいいですよねぇ〜 冬にはパイがよく似合います(笑)

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チョコレートのテリーヌ アメリカンチェリーのソルベ添え

ブログでせっせと苦労して作られていたアメチェのソルベを敬意を示して。
アメチェ、結構好きなものです。 今年はあまり食べなかったなぁ〜 円高の割りに高かった印象で。

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テリーヌの口どけも、アメチェのソルベの風味もまたよろしい。。
ああ、楽しかった。 また次も期待してしますね。
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