公式ページは
こちら。
もともとはクリスマスのときの恥ずかしげもなく予約していたのですが、体調イマイチでせっかくの料理を
万全の体調で望みたく、早々にキャンセル。
その際に、サイトを拝見したら正月三が日も営業するというので、キャンセルと同時に元日ディナーの予約を。
もちろん正月特別メニュー、、というだったのですが、お店からのサジェスチョンでクリスマスメニューでいかがですか?と。
出来ないものもありますが・・とのことで、即お願いしてみました。
クラシックなメニューで、これがホテルあたりで出してくる料理なら、とんと興味をひかれませんが、
前回のディナーの印象から絶対にここはそんなことはないと確信を持っての挑戦。
乾杯の泡は、ゴッセ・ブラバン 1300円。
黒ブドウのみを使ったというシャンパーニュ。
久しぶり?(笑) 最近は通常のスパークリングもレベルあがっていますので、違和感なくなってますが。
色濃いめですが、飲み口はすっきりとしたいい感じ。 後味に長い酸味が心地よい。
ああ、それにしても厨房から香る香りが素晴らしい! 厨房からの怒鳴り声なんてごめんこうむりますが、こういう香りはいくらでも!!
新しく支配人が入られたようで、最近まで知りませんでしたが、
ブログ ができており
ハレの日のディナーのスターターとしてこれ以上の適材はないのでは。 とのこと。
激しく同意します、、というか、実はろくなキャビアをいただいたことがなく、、今回が初めて。
他の日のアップでも、
”キャビアにオニオングラタンスープにオマールにロッシーニとクラシックすぎるほどクラシックですが
現在大流行しているスマートな東京フレンチに慣れている方には逆に新鮮かな?とも思います。
また古典を古典で終わらせない解釈をシェフが1皿1皿にどんな風に与えてくれるかというのも個人的楽しみです。”
とありますので、このラインナップはあえてですね。
見ただけ品質が分かる、、、ような経験は皆無のため、素直に感想のみ。
最初にフロマージュブランの酸味が広がり、途中からキャビアの塩味と魚介系のふんわりとした潮の味わいと魚卵の旨み。
その後から蕎麦粉のほんのり甘さと風味が広がってきます。 うーん、こういうものだったのか!
うまいです。 もっといくら丼のような(笑)ガツンとした印象をもっていましたが、アミューズとなればこちらのほうが洗練された印象があります。
もう一ついただきたい(笑)
シャンパンと喧嘩すると言われているキャビアですが、こうなるとまったく異なり、
シャンパーニュのちょっと鉄っぽいニュアンスが最初に広がり、あとから旨味に変わっていきます。
ああ、いいものですねぇ〜 やっぱり。。
クリスマスの時には、ブルターニュ産のホロホロ鶏を低温調理したものを使ったそうですが、この時はメバチマグロを使用。
周りにはレモンソースとバジルをあしらっております。
最初にマグロの優しい味わいがかなり抑えた味わい。 この抑えた感じは前回もそうだったのですが、、これがメインへの序章となっているようです。
そうは言っても、この淡さの中にも、いろいろな楽しさがあります。
まずシャンパンが意外にマグロに合います。
旨味を引き立つ感じに。 もしかして、このシャンパーニュの強さなのか?
マグロは強い主張しないが周りのアクセントでいろいろな変化が楽しめます。 レモンやらバジルやら。
ジュレも旨さをひかえつつ、塩分と同時に引き立つような作りで。
周りのもろっさくっとしたものは一体なんだったのか? 聞きそびれました。
野菜はどうしても火入れがすぎて、くったりとしたものに。
日本人的にはもっとしゃきとして欲しいですが、テリーヌという調理上仕方ないと聞いたことがありますが。
バターはパムプリーというところのもの。
ちょっと詳しくは
こちら などを。
エシレ村の隣で製造しているもののようです。 うーん、さすがのお値段。
えーーと、おいしすぎて、料理に差し支えるんですが、、、
それに半分以上残してしまうしまうでしょ? もったいないです;;
パンちょっと固めでシンプルな味わいがバターが入るて引き立ちます。
パン単体ではなく、ソースやらあわせて楽しむスタイル。 パンの旨さそのものも好きですが、フレンチのときはあえてソースを受け止められる力強さのみが好みです。
Volnay 2009 Sarnin-Berrux サルナン・ベリュー
輸入会社からの紹介ページは
こちら。
もっと古めのワインをオススメいただきましたが、最後のメインまで通せるものを・・というリクエストでこちらをオススメ頂きました。
まだまだ若いビンテージですが、もうすでに旨みが出ています。
フレッシュ感ももちろんあり、これが料理とも意外によい相性を演出してくれます。
当初、がっつりしたオニオングラタンスープなんて、、という思いはありましたが、あえてのお店の選択は正解です。
ブログでも、
”真の魅力はタマネギの甘みではなく丁寧に取られた澄んだコンソメの旨味。クラシック、かつモードな一皿。”
とありますが、
スープが本当によい香り。 洗練されたコンソメです。 そこに玉ねぎの甘味とチーズの旨みとコク。
スープだけでも旨味たっぷりなのに、、、
深遠なる長い芳香。 当初メニューからワインは白を考えていたのですが、これは白じゃない、赤ですね。
このスープは肉々しいまでの凝縮感。 肉を食べているかのような肉感までのスープは初めてです。
量は少なめですが、それでも後半はワインなしでは耐えられないほどの(笑)
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