Ronco Bernizza Charonnay FRIULANO VENICA
ベネチアのワインであり、同じ作り手でですが、こちらはシャルドネ。
樽香りがしっかりとしたもの。 さて、こちらにあわせるのは、、、
ジビエ・・・ではありません。 こちらはメインに使うお肉をお披露目。
すいません、見ただけでは素材は分かりませんが・・・
まだまだこちらのお肉までは。 それまでに、さらにいくつかの楽しみが待っております。
このタグからフランスだろうな、、とは想像つきますが。
ソースは、マンゴーのビネグレットとマデラとのこと。 マンゴーは見えませんが、ややトロピカルな風味がふわりと。
上に載るは、トマトと茗荷というちょっと変わった組み合わせ。
クロケットはパン粉をまぶして、アワビの肝とエビの殻を香ばしく焼いたもの、とのこと。
左のアワビはグリル? 香ばしさが香味のアクセントに。 さらにはその鮑のやわらかい食感。
おそらくグリルの前に蒸すか、GVか何かの下ごしらえをしているものと想像します。
マンゴーの酸味とほのかな甘味。トマトの酸味と甘さ。マデラの甘みと風味。みょうがの風味。
甘さと酸味が何重にもなっております。
食感もやわらかさでも、鮑と里芋の異なった食感の対比。 小麦のかりっとした食感の異なる対比。
美しい断面です。
今期初あがった赤座エビになります。 今回の魚料理でしょうか?
結構大きいですね。
見るからに、ものがよさそうです。
1匹取り出してみるとこんな感じです。
昨年も何度かいただきましたが、初物だとどう違うのかな?と違った楽しみがあります。
続く一皿はちょっとびっくりの粕漬け。
あわせるのは粕漬けのもとなっている。
獺祭 磨き二割三分
以前、自宅でも飲んだことがある記憶がありますが、、そのときはうまみが強すぎた印象があって。
さらにはその甘さでそれほどよい印象はなかったというのが本音。
こちらはその獺祭をワイングラスで。 こんなグラスの違いでも風味と味が違います。
私はどちらかというシャープな印象の右の方が好みでした。
グラス違いは我々夫婦だけで、ほかの方々は一人でしたので、丸いグラスのほうで。
本日のサプライズな一品。 フォワグラ好きな私のおもっきいりつぼった一皿。
酒かすで覆われていたのは、こちらのフォワグラ。
ソースは獺祭とバターとのこと。
脂は糖分は最高の相性であることは周知の事実ではありますが、それをこの精米度を高めた甘さにあわせてくるとは・・・意外でした。
そしてそれが大正解の味わい。 口に広がるバターと塩のうまさ、獺祭の風味、フォワグラの脂とうまみ、銀杏の風味と甘み・苦味、トリュフの香気。
そして、獺祭は温度高めでとろっとした感じは、磨きによるものか、あるいはアルコールによるものか・・・・
それがこの一皿にぴったし。
フランス料理には日本酒か!? というやや批判的な気持ちもなかったとは言いませんが、それが正直ぶっとびました。
参いりました。
見た目すっごくシンプルなんですが・・・・
Vigna Regis 2007 Vecchie Terre di Montefili COLLI TOSCANA
シャルドネメイン。 トスカーナのワインで古酒的な味わいとドライさが特徴的なワイン。
モンテフィリというワイナリーのもの。 ちょっと調べてみると、ほかにソービオンブラン15%、トラミナー5%とのこと。
それにあわせるのは、、
先ほどの赤座エビになります。
ご覧のようにイチョウ型のかぼちゃとパイが付け合せ。 ほかに新ショウガやレモンなんかも。
ソースは定番のビスク。
パイの香ばしさとかぼちゃの風味、ちょっと固めのかぼちゃ食感、レア目のとろっとしたエビの火入れは相変わらずすばらしいもの。
ビスクはあまり濃さを主張させずに、かぼちゃのほんのりとした甘さとあいまって、やや味わいの淡いに赤座エビにそっと寄り添う味わいに好感。
巨峰とマスカットをブルーベリーの酢につけたもの、という説明ではありましたが、酢っぱいものが好きな私としてはかなり好み。
酸味と甘さのバランスですが、特にこの酢がやばいぐらいにうまい。 なんだろうな〜?
ご覧のように巨峰もそのままとシャーベットの2つで。食感、温度感覚などが異なって五感が動くからでしょうか?
Chateau Figeac St Emilion 2002
さて、本日のメインとなるワインはこちら。 あまりボルドーのよいやつを飲んだことがありませんが、さらに右岸はもっと少ない。
抜栓してしばらくたっているのでしょう、かなり滑らか。 やさしいボルドーの風味。
徐々にうまみもでてきて。 それにしても、、、一体普通のフレンチだったら、いくらになるんだか・・・
ちょっと検索すると出てくるので、最近リリースがあったのかもしれませんね。
付け合せはジロールとトランペット、カルドンチェロという茸で。
あくまで見た目はシンプルなメインというのがややクラシック好みの私にはこのビジュアルが十分にそそられます。
ソースはレバーと赤ワインとクリームのソースとのこと。
鶉というだけで、どちらかという肉は白身ではありますが、その味わいは滋味深くしっかりとしたもの。
身質もどちらかというとしっかり目です。
その身に内蔵のコクと風味と、それに付け合せのキノコの風味があいまってよい香気をはなっています。
上にかけられているのは、なんでしたでしょうか? これが食感のアクセントになって。
胸とモモでやはり味わい異なり。 昔は腿の味の濃さが好きでしたが、最近は胸のほうの味わい深さに惹かれるようになってきました。
年なのでしょうか?
こういう料理とボルドー。 なかなかお店ではお値段もはりますので、できませんね。
京都に行ったらどうなるか分かりませんが、今のこの時点ではかなりのお値打ちです!
定番の中目黒ユーロアールのもの。
今回は季節のモンドール(おお、そういう時期ですね)、トリュフ入りカマンベール、ロックホールパピヨン、ドライトマト、ドライイチジク。
お腹一杯とはいえ、まだ若干の余裕があり、ワインとともに。
もともとショコラ系のデセールが好き、、ということはありますが、毎回違ったバリエーションで感服します。
そして味わいのほうもかなりレベル高く、こちらでショコラ系がないとがっかりしてしまうぐらいです。
もちろんのほかのも美味しいのですが・・・
この一皿も温度、食感の変化をうまくバランスさせて、くどくなく。
茶色な一皿ですが、茶系で3色。 その中にピスタチオの緑があって、色彩的にも美しいです。
Vino Nobile di Montepulciano Bossona Riserva 2006
もうちょっと飲み足りない方は、、ということで、私はこちらを少しいただきました。
ほかの方はもう一つの甘口をいただいていましたが、、、奥方に飲んでいただき味見だけ。
が、デセールにはそちらのほうがよかったですね、チーズならともかく。 これは私の失敗。
最後はさっぱりとしたテイストではありますが、
イヴォワールというヴァローナのホワイトショコラはすっと溶けるバターのようなコクもほどよくあって。
さらには上にはドモーリのショコラを上から。
最後の1品はわざと明るめオーバー気味に。 白さを引き立てるべく。
その中にクリアな淡い緑とショコラの茶。
最後は私はコーヒーで。 こちらのシェフが自らハンドドリップで入れるコーヒーが好きで。
いやぁ〜 毎回美味しいのですが、今回は1品1品のレベルが高く、完成度が高い印象でございました。
唯一惜しむらくはワインと料理とのコンビネーションに美味しさがあるのですが、感動がないことでしょうか?
考えるに料理自体に、食感、温度、味わいの変化を加えるから、それにワインを合わせてさらに一つのパーツを増やすことは相当難しいのかもしれません。
パズルの絵が細かくなっていくように、、、 しかし、今回の獺祭は印象深かったなぁ〜
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