Sinp's Wine

ビストロ マルカッサン MARCASSIN


リュウキュウイノシシの内臓サラダ

日本にはイノシシが2種類いて、ひとつは定番の本州をベースにするイノシシ。 もう1種はこちらの琉球イノシシ。
交雑しやすいので、沖縄本土でもすでに雑種になってしまっており、現存するのはここ西表島ぐらいなどとか。
詳しくはwikでご覧ください。

こちらにも書いてありますように西表島では猟の対象になっているようですが、数が少なくなっており、 本土とは処理の仕方も違って、シェフはだいぶ苦労されているようです。 今回は血も一緒に送ってもらったそうで血のソースとバルサミコのソースの2種で。

かなり小型のイノシシ、とのこと。 さて、その内臓はどんな感じかというと、、、



左側が血のソースで、レバー、膵臓、コウガン。 右がバルサミコで、腎臓、ハツ、はらみ(バベット)。

こちらはレバーです。 まあ、この内臓がうまいんだわ。。 ホント。
血のソースが最高。 全然臭くなくて。 手前がレバー、左奥が膵臓とのこと。


私的には本来こんなものは厳禁なので、私は全体の1/4ぐらいに抑えて、他の人のたくさん食べてもらって・・・
数日はたんぱく質は徹底的に控えないと!!と決心を固くできるほどの美味です。


この血のソースが綺麗な色合いで。 思わずパンをつけて食べざるを得なく味わい。
またワインとの相性が絶妙です。 ベリーAと思えるチャーミングがこのソースとよくマッチします。

ワインのチョイスしているオーナーは、美味しいんですか?と不思議そうな顔をしながら、それでよくこのワインを選んだね〜と思いたくなるほど(笑)


レバーはねっとり。 先日食べた鹿のレバーにも似た味わい。 豚とか牛とかは違います。 明らかに。
食性によるものなのでしょうか?

昆虫、カエル、ヘビ、鳥の卵などや植物とか食べるそうなんですが・・・・


こちらがコウガン。
食感がふんわりと柔らか。 リードヴォーに通じる味わいと風味といえば分かっていただけるとでしょうか?
クセがあるというのですが、分かる人には分かるようなんですが・・・・私にはうまいとしか(笑)



最近はめっきり、食への情熱は収まってしまっていたのですが、ここだけはちょっと別格かな・・・
こちらはコウガンの断面図。



こちらがバルサミコベースの腎臓。 ロニョンですね。 そういう形してます。
内臓それぞれ奥行きのある異なった食感と味わいが素晴らしい。

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