2人で一羽、、という話もあったのですが、ちょっとしっかり食べてみたくて一人一羽にて。
ちょっとお高くなってしまいましたが、貴重な経験ということで。
田シギは焼き鳥の王様といわれるそうで、開きにして炭火で焼くと骨ごとバリバリいけるそうですが、
こちらは半身に切っていただいているので、骨は固くて食べられません。
これは先ほどのアミューズと違い、確かに高級素材の味わい。 複雑味が違います。
ぷっくらとした表面の皮に覆われた身質は繊細な柔らかさが。
身自体の食感はどちらかというと蛙の股肉をもうちょっと太くした感じに近いかも?
>分かっていただける方にはいい比喩か!?
これが皮に包まれているので、食べたときの食感はさらに良くなります。
味わいは繊細な白身とレバーのようなねっとりとした味わいが両者バランスよく共存。
白身の見た目で、味わいにブラックミートの風味がまざっています。確かにこういう肉は今まで食べたことがありませんね。。
かなりお勧め。 ぎりぎりの火の通しで、やや血がにじむ感じの焼き具合。
小さい弾があるので、注意、、ということでしたが気が付かなかったな、、
食べちゃったのかな? 鉛だから、食べると危険??
日本産のうずらよりちょっと大きいぐらいですので、かなり小型。
山シギはジビエの王様、、といわれる由縁が、ちょっと分かったような気がします。
かなり高い値段で取引されるなので、お店としてはとても出せないとのこと。
脳みそもつるんと。
これはメインなのか、前菜なのか・・・(笑)
リゾットは黒米入り。 クリーミーな味わいで、やや甘めか?
めっちゃうまい!!と思って、何のだし? ってきいたらジビエだって。
これはメニューにない一皿。 野菜で何かお願いします、、と言ったら、これを作っていただきました。
ジビエの繊細な深遠さをかもしつつ、あくまで上品のうまさ。
それに野菜の甘みが加わって、素晴らしい味わいになっております。
野菜そのもの、とその調理法ももちろん見事。
野菜それぞれの歯ごたえを計算して、形の多きさ、入れるタイミングを計って調理しているということで、
個々の野菜の味わいを十二分に味わうことが出来ます。
本当は別の日がよかったのですが、あいにくその日は他のお客さんが多く、この日は他にお客さんがおらず
是非この日に、、というサジェスチョンを頂きまして、快諾した甲斐がありました。
シンプルながら、渾身の一皿、、、って大げさか? でも、こういう大事。
先ほどの田シギに負けないうまさ。
見た目地味ですが、レストランならでは味わいではないでしょうか?
素人では、煮込んで味わいを渾然一体に混ぜ合わせるほうが楽ですしね。
シンプルな料理って、飽きないんですよね。 何度食べても。
だから通ってしまうんですが・・・それはそれで困ったものです(笑)
かぶ(2種)、大根、ちりめんキャベツ、人参、カリフラワー(中央)など。
カブはとろっと、大根はしみしみ、キャベツもナチュラルな甘みと食感が印象的。
|
|