最初に皿にもられているのがホタテのムースですが、ここに、、、
温かいスープを注ぎます。
ムースはクリーミーなちょっと冷たい感じ。 そうでないと形が維持できないのでしょう。たぶん。
スープを注いでている最中もスープのよい香りが広がってきます。
頂いてみると、風味豊かなスープと滑らかなムースの旨み。 最初にあったオイルでしょうか? スープに適度にオイリーさも。
このスープがなんともいえず香味高い。 口の中でいつまでも続く口の中で残るコンソメの香り。
単体ではワインとの相性はそれほどよいものではないのですが、この粉状のスパイスがつなぎとなってワインとのマリアージュを完成させてくれます。
あとで聞いたら胡椒だそうですが・・
思わず、皆こちらも無口の中で、口の中でいつまでも続く余韻を楽しんしまう。。
ファーストアタックの強い味わいは分かりやすく、皆で美味しい!!と話すものも楽しいですが、こういう料理はまた素晴らしいものです。
どうやったら、こんな風味高くできるのだろう?と聞いたら、普通に作っているだけですよ、とのこと。
最後は、外はぱりっと中はふわふわのパンで皿をぬぐっていただくと、柔らかいパンがスープを吸って思わずパンも進んでしまいます。
ややピンボケだな;;
こちらも驚きの一皿。 桜海老はありがちなカリッとしあげてくるのか?と思っていたら、粉末にして香ばしさと旨みを皿全体に散らされております。
正直、肉でうまいところは他にもあるだろうが、、魚がこちらは本当にすごい。
さすがにこだわっているところが味わいにつながってきます。
ポワレといっても、ありがちな表面カリっとしたものでなく、ちょっととろみさえ感じるものでソースとの一体感を。
ソースとはいってもご覧のように液体としてはあるのではなく、からませてある感じ。
これがうまさぎっしりとして、赤ワインに負けないうまみに満ちております。 身質はふんわり、しっとりとしたもの。
野菜も大根や空豆などにも、それぞれ味をふくませており、素材の味わいとともに悶絶もの。
皿全体を覆う、桜海老の香り。こくの引き出し、うまみ。。
Mazoyeres Chambertin Grand Cru Camus Peres Fils 2002 マゾワイエール・シャンベルタン
ここでワインは白がなくなり、次の赤ワインに。
メニュー表を見るかぎり、魚料理まで白は持たないだろう!?と思ったら、ここで赤に切り替え手しっかり料理とワインのマリアージュを楽しませていただきました。
ワインは久しぶりの出汁の香り。 桜海老がワインとの相性をとりもってくれる。
この料理は白ではなく、やはり赤だろう。 ワインとセットで考えていただいているコースはこうでありたい。
甘酸っぱいソース。 クルミがまったり感を演出。 やはりソースをパンでぬぐった。
カシスかと思ったら、ポルトとビネガーを使ったソースだそうです。
クルミがまったりとした感じをだして、ワインとのつなぎを果たしてくれます。
ソースはカシスと思ったぐらいなので、酸味のしっかりとしたもの。 香り高いのはこちらも同じで。
奥にパイにつつまっているのは、内臓とミンチ肉だったかな、、、
この辺からシェフと話し込んでしまい、ちょっと料理の印象が希薄で(笑)
〆はエストラゴンのシャーベット、チョコレートの焼き菓子、牛乳。 なんということでしょう。 写真なしだ;;
最近多いな、、、年のせいか!?
チョコレートの焼き菓子は見た目スフレ状でかなりみっちりとしたつまったもの。 これに牛乳をいれることで味わいに変化と優しさを。
エストラゴンのシャーベットはすっきりと。
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