レストランひらまつ

★★★○         2012. 5
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最近、そこそこの満足度はあるものの、、というこちらの食事会。
ワインとのマリアージュ、、という点ではオーソドックスながら、まずまずなものがいただけますが。。
というところで、ちょっと久しぶりに。

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今回のシェフは、長谷川さんという方だそうで、丸の内サンス・エ・サブールにいらっしゃったらしい。
大阪にひらまつに完成後はそちらに移るらしい。 ひらまつの支配人だった方も、そちらのほうに行かれるようだし、、
かなりのエース級を大阪に送り込むように見える。

大阪は今いろいろなフレンチが出来たりして、勢いを感じますね。

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シュー相変わらずうまい。 気のせいかチーズしっかり いつもより大きいか?
乾杯は久しぶりのシャンパーニュ。  Blanc de Blancs Delamotte

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渡り蟹とホワイトアスパラガスのアンサンブル
Ensemble de mousseline d'asperges blances et de crabe

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コンソメのスープを注ぐスタイル。 奥に置かれた透明なものは飴焦がしたもの。
さっと食べないと溶けてなくなってしまいます。

コンソメはカニベース。 上にのっているカニの身も美味なもの。

これ単体で頂いても美味ですが、ワインとともに頂くとさらによくなる。
ワインの苦味が引き立ちます。 ホワイトアスパラの風味がしっかり。 カニの身もしっかり主張風味旨味味わい

そして、この生地感のなめらか。 飴のほんのりとした甘味をアクセント。 食感が口の中でオレンジの香りは? きのせいか?
最初の乾杯の泡にあわせても、引き立つが、こちらは上品な感じな印象に。

2006 Chateau de Chantegri Cuvee Caroline Blanc
シャントグリーヴ の中でもキュべカロンというお孫さんの名前を冠したこちらはグラーブの白。
ソーヴィニョン・ブラン50%とセミヨン50%ということで、そのニュアンスを十分に楽しめるもの。

飲んでは苦味、酸味が感じられます。 アフターにライチ香。
アフター長い、鼻に抜ける長さがいいですね。

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うーん、久しぶりにこれは!と思わせてくれる好調なスタートです。
驚きはないですが。

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鴨フォワグラのソテー トリュフ風味のアスパラガスとそのクーリーとともに
Escalope de foie gras de canard sautee Points d'asperges vertes aux truffes, sauce Periguex

こちらも必ずといっていいほどフォワグラが出てきますが、ちょっと甘めの果実系をあわせることが多いのですが、 今回はちょっと趣向を凝らしてあるようだ。

アスパラガスは信州のもの。 ソースはマデラ酒ベース。

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アスパラの苦味がワインの苦味によくあいます。 
フォワグラの脂にフルーツなどを合わせるのは定番になっておりますが、この甘さの代わりに苦味を利用。
対象的だが風味長くアスパラのムースの苦味とワインの苦味が楽しめます。

しかし、、フォラグアが大きく、なかなかのボリューム。

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スズキのポワレ 春野菜とほうれん草のフラン ソース・ヴァンジョーヌ
Bar a la ligne au four, flan d'epinard et legumes printemps, Sauce vin jaune

スズキは長崎県産。 貴腐ワインのソースで酸味を生かしたそうです。

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魚はふっくらとさすがの仕上げ。 そして身厚があるからよけいにふっくら加減がよろしい。

さらには、ソースとほうれん草のフランと一緒が楽しく、 またワインとの相性は完璧。
昇華して200パーセント!! というぐらいではないが、ワインと一緒だと甘さが引き立って 4つでセット、、という完成度の高い一皿。いい組み合わせだ。

単体では今ひとつ花がない感じだが、ギリギリのバランスが楽しくて仕方ない。

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Vin de Pays Cotes Catalanes 2010 Les Calcinaire , Gauby
ドメーヌ ゴビー コート カタラン “レ カルシネール”

ミュスカ50%、シャルドネ30%などのセパージュでゴビーの中ではもっともカジュアルラインがこちららしい。
コート ド ルーションらしい南の感じをフォワグラにあわせてきたようです。
もっとも苦味を共通項としたちょっと面白い感じで私は好感。

有機栽培を昔からやっていて、その年によってセパージュが違うらしい。

ドライな白。 最初は固い印象。 酸味全面にでてきています。
しかし、時間と共にフルーティーなものになり、ドライフルーツな感じも。

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