Sinp's Wine

Aux Delices de Hongo オ・デリス・ド・本郷

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時知らずのクルビヤック

シェフが以前から召し上がっていただきたかったという一皿。
ちょうどよい時期らしく、今回初となりました。

綺麗なキツネ色に焼かれたパイ包みをまずは堪能して、その後、各人に供されます。

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こちらが各人のお皿。 お好みでソースを脇に添えていただきます。

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今回はシェフ渾身の一皿ということもあり、自身も惚れ惚れするような火入れだったとか・・・
最初の全体をお見せしてらもらったときは、まだ中はレアで、供するころあいにびったしにするのですが、計算どおりだったようです。

周りにはパイの良い香りが漂い、ふっくらと仕上がった時知らずは色合いも素晴らしい。

頂いてみると、これが非常に素晴らしい。 他のもレベル高かったですが、これが一番印象に残りました。

もともとクラシックな料理だそうですが、今回は鮭を堪能してもらうため、層状にせず、このようなスタイルに。
鮭の周囲にはほうれん草をまいて、その周りには卵とペシャメルソースをかけてパイで包んでおります。

また、別添えのソースは酸味がきっちりとしたもの。(ソースショロンでいいのかな?)
鮭はふっくらとしており、鮭のコク、それを包むパイの香り、サクサクとした食感、ペシャメルの濃厚さ、ソースの酸味。

うーん、うまい。 前に頂いたスズキよりぐっと旨いと思います。

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こちらにあわせたワインはこちら。

Bourgogne 1997 De Posanges Seigneurie

マダムからルモワスネのもの、とのことですが・・・ちょっと見た目は分かりません。
でも、だから、こんなに古いのがあるんですね。

さて、かなり落ちているものかと思っていたのですが、これがびっくりの味わい。
確かに、他の高級ワインとは違いますが、樽の濃厚な加減や、熟成した感じは非常によい飲み頃。

鮭のパイ包みの強い味わいに負けるかと思いましたが、なかなかどうして、いい相性でした。

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