「イル・ド・フランス」   ★★○  1997. 11






入店


金曜日の晩、多少早く帰宅してTVを付けると、「料理の鉄人」で「イル・ド・フランス」のシェフが 出ている!! げ!! これは混むかなぁ〜 と思いつつ訪問。
(予約なしではあったが行くつもりであった)


12時開店とほぼ同時期ぐらいに入店。


予約でないことを告げると、瞬間に「むっ」とした顔つきになった印象が最悪。


終始この印象は忘れが難く、純粋に楽しめなかった。メートルドテルかその次くらいの 上の方のクラスだと思う。その他にフランス人のメートルが居る。どちらが上なのか。。 とりあえず、席に案内され、メニューを決める。





注文



アミューズとはちと違うが
 

パンと共に豚肉のリエット

いいね。 おいしい。 (まあ極上かと言えば、そうではないが) 前菜が来る前に 1個パンを食べてしまった。

グラスワイン 600円 白、赤ともグラスワインとしては値段もリーズナブルでまずまず。


前菜
 

ウサギのパテ。 アンディーブのサラダ添え。

極上。今まで食べたパテの中では3本の指に入るクラスだと思う。周りは肉で 内部には色の異なった内蔵系がある。付け合わせのコンソメゼリーとピクルス(1個)、 オリーブ(2個)で一気に至福の領域へ。アンディーブのサラダはクルミオイルの ドレッシング。多少の苦みが心地よい。これもパンが進む。


鴨の胸肉の燻製

本日のお勧め。燻製は軽くクセはない。トマトの軽いソースで食べる。 あまり印象のない1品。 まずくはない。付け合わせのサラダがたっぷり。 これもクルミオイルのドレッシング。連れは、このオイルが好きなようで 喜んで食べていた。


メイン
 

このころには店は満杯に。普段からそうなのか? それとも・・・・・・  この段階でパンが無いが、言わないと持ってこない。(結局言わなかった)  ギャルソンは全部3人。 満席だとかなりサービスが落ちる。料理の運びが 一気に遅くなったような気がする。(他のテーブルにて)


羊肉のロースト (マスタード添え)

マスタードを付けるのを忘れていたため、風味が単純だったような気がする。 結局連れの子牛のクリーム煮のおいしく感じたので、交換して食べてしまった。 マスタードを付けるとなかなかかもしれなかった。ソースはオーソドックスなタイプ。 (肉は薄切り)


子牛のクリーム煮 バターパスタ(?)添え

うまい。 ビストロの定番料理であるが、よく仕上がっている。



かなりの満腹になったが、突然ワゴンにてチーズが目の前に。フランス人が 1個ずつ、チーズの名前とタイプを言ってくれるが、発音が見事すぎて(?)よく 分からない。しかしこのようなワゴンを目の前にして断ることは私には出来なかった。 結局、私はお勧めのウオッシュチーズを。連れも円形のウオッシュを。クルミパンが サービス。この段階でグラスワインが切れているのが、おしい。

( 融けている奴は小さな皿にどろどろに融け、原型をとどめていない状態)  双方とも600円だった。 量は少ないが、チーズの状態は良いように思う。  香りもいい。 是非、赤ワインと合わせて飲んでみたい。


デザート
 


これもワゴンにて。 7〜8種。 我々は、2種 x 2で4種味見。まあまあ。 エスプレッソとミルクティ






総評


これで全部で、9000円ちょっと。

味は標準以上であると思う。ただ、サービスの印象は最悪でしょう。


後に、チーズやワゴンでサーブしてくれた人は上質ではないけれど、普通だったのに。 また、途中で隣席には上流階級とおぼしき中年夫婦が席に座ったが、サービスは いいみたいだ。前菜として牡蠣を食べていたが、その際に白ワイン(小グラス)にて サービスして会話もいろいろしている。 非常に気分を害する。 

また、もう片方に座ったアベックも赤ワイン(おそらくハウスワイン)を注文して いたが、パニエなし。もっともこちらはトリッパって何? みたいな会話をしてい た。。。 またしゃべっていて、前菜を食べ終わる頃には、ワインの8割ほど無 くなっていた。

その他、注目すべき点としては、子供連れが多く。特に、乳幼児(1名)連れの女性 2人に関しては、途中子供が泣き出し、うるさい。しばらく後(メイン〜)、交替し て外に連れ出しては食事をしていた。


ほとぼりが冷めたら、もう一度チャレンジしてみたい店ではある。


ただし、現在はシェフは移転している