「オテル・ド・キタオカ」   ★★★  1999. 7






入店





ボーナスが出たと言うことで、いつものフレンチへディナー。今回は特別に話をして  ロニョン  を入れてもらった。


いつもなら前菜2皿、メイン1皿の構成のディナーであるが、前菜を1.5皿に してもらい、胃袋へのいたわりを見せてみた。 例によって食事を選ぶのに20分、ワインも15分ぐらいかけてじっくり アペリティフを飲みながら、堪能した ^^);




注文



アミューズ
 

フォワグラと空豆(?)のフラン

アンチョビの小さなパイ
生ハムとメロン




ワイン
 

1988 Ch. プティビラージュ  ポムロール

たまにはボルドーを、とのお勧めに従って。
他に勧められたのは、1998 レフォールドラトゥール

う〜ん、どっちが良かったのかな・・・?
メルローの方が好きだと思うので、こっちにしてしまったが。

さてこのワインのシャトー89年からオーナーが変わったようで、ラベルが 88年のとは違っていた。セパージュはほとんどメルローらしい。

メルローの感じは抜栓直後から、十分好ましい物であったが、やや堅い。 軽くデキャンタしてもらったにも関わらず、2時間後ほどにようやく香りが 開き始めたが、そのころにはもう8割ほどなく、こちらの肝臓ももはや 限界モード。

やや残念。
3、4人で行って、白→赤ぐらいでのんびり飲みたいとは思う。。。。




前菜1
 

関アジのカルパッチョ グレープフルーツ和え

季節感あって涼しげ、グレープフルーツの酸味と甘みがあって非常によい。 中にトマトの薄切りも入っていた。2〜3日前、鯛のカルパッチョ オレンジソースも 食べたが、同じ様な感じで前菜として食が進む。2人で一皿。

是非、自宅でもやってみようと思う。




前菜2
 

ウニの殻つき、ニンジンソース

ま、よくあるタイプであるが、コンソメの塩分、ニンジンの甘さと 相まって、ここのウニ殻付きの前菜は好物の一つ。嫁さんはややウニ嫌いであるが、ここのは 喜んで食べる。

また氷と海草なども周りにちらして、これも夏を感じさせる一品。




紋交イカのソテー 白と黒のソース

あまりフレンチでイカなんて見ないような気がしてチャレンジ。ニンニクの 香ばしい香りとイカ墨の甘さがほどよく、これも楽しめる。




グラニテ
 


え、何とかっていうカクテルを使って。。これじゃ分からんって)




メイン
 

ロニョンのソテー

う〜ん。一応は色はロゼであるが、個人的にはもうちょい生っぽい方が良い だろうか? だが、この歯触りは好きだ。

ただ味的にはどうだろう、もちろん臭みなどはないが・・・・・
パリで食べたロニョンの丸焼きがおいしかったのが、そちらの印象が強く、 やや味わいとして弱く感じる。

素材が違うのだろうか?? 前はもっとジューシーだったような気がする。




雛鳥の半身 悪魔ソース

一般的と言われる悪魔ソースだが、よう分からない。これもわかりやすい味わい。

しかし、いつもながら、メインがややおとなしい印象がする料理が多い。 塩分が足りないのではないのだが。。。




チーズ
 


さて、チーズはこんな感じ。
私は山羊のハードと同じく山羊のバロン(栗の葉っぱで包んだやつ)

嫁さんはミモレット24ヶ月と(失念)




デザート
 


シャーベット5種とケーキ5種を少しずつ。
嫁さんはバナナのシャーベットが好きだったようだ。抹茶のアイスクリームもまずまず。

黄色いケーキ(パッション?)が非常に酸味が強かった。洋なしのクラフティが 安心して食べられる。










総評



さて、ボーナスということでかなりの出費となった今回。

やや勘定面で納得のいかない点もあった。(関アジは別皿で勘定されていて、さらに 2皿で計算されていた。 やや憤慨)



ただポーション的にはこのくらいで良く、最後まできついながらも食べられた。次回からは もうちょっと気を付けて注文することにしよう。


2人で計4万円。