「オテル・ド・キタオカ」   ★★○  1999. 8






入店




ランチ。

友人といつものキタオカへ。 計3人。事前に 岩牡蛎 を所望しておいた。友人が仕事が一段落して 少し贅沢をしたいということと、夏の間に1回、岩牡蛎を食べたかったので、この機会に 一緒に味わった。


私たち2人以外で行くのは初めて。

さて、12時からであるが、やや知人が遅れて到着。テーブルに付いたのは 12時15分ぐらいであろうか?


ランチ3800円で、前菜、スープ、メイン、デザート、グラスシャンパンの いつものコース。岩牡蛎は前菜の前に、いただくことに。





注文



アミューズ
 

ハムとモッツァレラチーズのパートフィロー(?)揚げ
 



アミューズ
 

岩牡蛎

日本海産らしい。 秋田県と新潟県の境あたりで取れた物らしい。 岩牡蛎ではやや小降りとのこと。 大振りのはやや大味とのことで、 このあたりがベストとの事。 ソースは一切なし。 ただのレモンのみ。

これがうまい。牡蛎本来の乳白色のソースがあるが、これは牡蛎本来のもの。 内臓(?)のところの歯触りが心地よく、ぺろりと1つ食べ終わった。


グラス白ワインを合わせた。 夏ということサンセールらしい。 非常に軽い味わい。 ぺろりと飲んでしまいそうで怖いくらい。 時間とともに、香りは重厚さを増すが、味わいは非常に軽め。




前菜
 

甘酢つけのカブと魚介のマリネ

カブの薄切りを一晩、ソースにつけた物らしい。 カブの食感とやや甘めのソースが非常に面白い。魚介はアサリ 、ホタテ、エビ、イカなどなど。




うさぎのテリーヌ

なかなか肉のうまみがあり、好感度高し。付け合わせの カリフラワーが上記カブと同じ様なソースであるが、酸味が よりきついのであるが、うまい。

こちらはソースで煮込んだとのこと。同様に好感。




完熟トマトとレモントマトのニソワーズ

完熟トマトの甘さと、レモントマトのさっぱり感が好感。


以上の3品とも、どれも夏っぽく、よろしい。




スープ
 

人参のスープ(冷たいor温かい)

選択で、冷たいのか温かいのを選べる。 両方食べたが、何も聞かないと カボチャと応えてしまいそうな、感じである。ただ、甘みはカボチャ ほど強くなく、ややさっぱり感を感じる。




メイン
 

牛すね肉の赤ワイン煮

ここで最近オーソドックスな料理が増えている。ここはチャレンジ。 濃いめのソースで、意外性は感じられないが、ワインによく合って 美味しいといっていいでしょう。




リードボーと子牛の腎臓とフォワグラのクワイのクリームソース

前回の腎臓より火の通し方がよろしい。中はほぼ生っぽく、歯触りがよけいに楽しめる。 リードボーは口の中でとろける感じ。クワイ(この時期、生はないため、 冷凍物であるとのことだが)の食感もシャリシャリしてソースによくあう。

異なる食感が一皿で楽しめる。好感。




牛ミンチ肉とフォワグラとキノコのパイ包み焼き、ソースペリグー

以前からある、ソースマデールのバージョンアップらしい。安定した味であるがうまい。




デザート
 

いつもの。

コーヒー、紅茶 いつもの。




ワイン
 

ニュイサンジョルジェ 95 ブシャール
 プルミエクリュ  ドメーヌ クロサンマルク

やや強めであるが、好感をもてるワイン。時間とともにさほど 変わることはなかった。飲んではやや薄目であるが、香りはかなり華やか。