HENRIOT 1985
私の持ち込み。
リンゴときりっとしたイースト香。 テイスティングレベルでは、ちょっといっているのか
とちょっと心配したが、皆こんなものですよ、という一言に安心。
飲んではかなり高い酸であるが、それが気にならずに柔らかくなめらか。
これ結構好きかも。色はかなり濃い目。
後半やや生臭い感じもでてきた。
手持ちの資料によると、このワインはアンリオのフラッグシップ的なシャンパーニュ。
シャルドネ、ピノノワールがほぼ半々程度。 現在はモエグループで、このメゾンは
スイスへの出荷が多いらしい。
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前菜 |
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海のグラタン
うに、人参。
双方の甘さが相乗効果で引き立った一品。 ウニのやや生臭い潮の香りがちょっと
苦手であった。 確かに海っぽいのであるが・・・たっぷりである。
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白ワイン |
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TOKAY D'alsace Cuvee Particuliere
Vendange Tardive Leon Beyer 1976
かなり深い黄色。 かなり糖度の高い香りであるが、飲んでは甘さはなく、すっきりした飲み口。
綺麗に熟成していると思える。
そして、なんといっても口の中に広がる芳香は見事である。 杏や熟しきった果実。
いや、すばらしい1本でした。 私は今回の中で一番好きでした。 いいねぇ〜 白古。
やっぱり古好き。
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赤座エビのパートフィロー包み
エビの甘さとバルサミコとおぼしきソースの甘さが印象的。
パートフィローのぱりぱり感もなかなかである。 中にはほうれん草の緑が
また彩りを与えている。(確かほうれん草だった記憶がある)
なかなか美味しい一皿です。
付け合わせとして供されたのは、前回と同じ「赤座エビのフランが入ったグリーンピースのスープ」
赤座エビづくしである ^^); 前回よりピッとした塩を感じ、なぜか好印象な一品に変わっている。
気のせいかなぁ〜
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魚 |
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スズキ
ズッキーニ、ナスのグリルされた香ばしさ、ソースの香り。 相変わらず香りを
大事にしているのが印象的である。 甘い香り。
食べても甘い。ズッキーニの甘さ、白身のほんのりした甘さ。
そして、アクセントとしてケイパーの酸味が全体を引き締めている。
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ワイン |
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Volnay 1er CRU Les Caillerets
Clos des 60 ouvrees La Pousse d'Or 1996
非常にしっかりとした酸。 抜栓直後はやや青臭い感じもしないでもないが、
時間と共に丸くなっていき、うまいぐあいにまとまっていくのが感じられる。
アフターの長さといい、後半チョコのような甘い香りへの変化といい、いや、
なかなかの良品。
なお、ワインを飲むときのグラスは、Nappe殿にお借りしたバカラのグラスで・・・・
う〜ん、ありがとうございます。
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肉 |
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牛タンの赤ワイン煮
付け合わせはカブ、サヤエンドウ。
外は小麦粉で軽くソテーしてあるようなちょっとさくっとした歯触り。中は
ほろりと崩れ落ちる感じ。 個人的にはまあまあだと思うのであるが嫁さんは
水っぽさを感じたとかで、不評。 う〜ん、たしかにその水っぽさを感じる。
ワインの酸味とよくあう。
タンの下にはお米がしかれている。
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ワイン |
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Chambertin Clos de Beze Louis Jadot 1986
おお、恐れ多いワインである。
はてさて、いくら出せば買えるのだろう? と思わせるワイン。 はてさて、お味の方は、とつい過剰な
期待をしてしまいがちである。
柔らかい。 ちょっと柔らかすぎる印象もあるぐらいである。 タンニンはほとんど感じず、酸味も
すっきり。 ほどよい飲み口。 ちょっとなまめかしい感じもする。
飲んで素直に美味しいけど、ちょっと「名前」で期待をしすぎてしまった印象。
このワインはチーズと共に。
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デザート |
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シソのシャーベット
前回デザートがなかなか好印象で、かつ料理も前回に比べて好みになっているため、
ちょっと期待している自分がいる。
ちょっとお酒が強い。 パイナップルの小さく切った物がアクセントにはなっているが・・・・
いかんともリキュールが強すぎて、ちょっと苦手。
かなり苦みの強い一品。
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チョコレートのケーキとバナナのケーキ
かなりしっかりとした味付けで好み。 チョコの濃厚さとバナナのこく。
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デザートワイン |
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Coteaux du Layon 1969
かなり古いコートデレイヨン。 村名でかなりお値打ちな値段。 手持ち用に数本買ったの
で、ちょっと試しに皆で飲んでもらった。
勝手に実験させていただきもうしわけございませんでした > 皆様。
一言、うん、まあまあである。
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