なんとなく気になっていたこちらのお店に。 ランチで2名。
知人と。
あまり立派とは言えない古い建物の地下1Fにそのお店はある。
店内はわりとモダンなインテリアで、流行のオープンキッチンなど。 オーナーシェフは、『ラ・ビュット・ボワゼ』の姉妹店 『ラ・ブリーズ・ドゥ・ヴァレ』から独立した方らしい。 そして、都内2度目の写真禁止店。 他はお客はいないのに? まあ、これは仕方ありません。 写真もないので、簡単に。 席に着くとメニューを開く前から流暢にアミューズの説明を始めて、いかがですか? と来る。 ただし、それは別料金なのか? コースの中なのか?? という説明はない。 そして、シャンパンも勧められる。 結果的にはアミューズはランチコース内に。シャンパンは別料金(ブーブクリコ1996 1500円)。 なかなか個性的なスタイルのようだ。 なお、シャンパンは前日抜栓のもの(予想)。 ここでメニューを見るとランチコースは4000円。サービス料は10%。 昼からアラカルトも用意できるそうだ。時はジビエの季節。 メニューにも掲載されているので、検討していると、+2000円でコースの肉料理とチェンジしてくれると言うので、そちらに。 コースの内訳は、アミューズ、前菜、メイン(魚か肉)、デセールである。 チョイスは不可。 嫌いなものがあれば、変更というもの。 アミューズは、生牡蠣。 大根と生クリームをベースにしたソースの上に生牡蠣をのせて、それを牡蠣のジュレで固めたもの。 なかなかに美味しい。 牡蠣のほろ苦さと大根の苦さがマッチし、クリームがこくを、ジュレは海の芳醇さを適度に。 さい先のよいスタートに、期待は高まったのだが・・・・ 前菜は大分黒豚をつかったテリーヌ。 シェフのスペシャリテだそうだ。 アラカルトにもあり3200円。 ただし、素材にはかなり気を遣っているようで、いろいろ説明してくれる。 が、そんなに好調には感じられなかった。 一緒にでた豚足を使ったソーセージの方がクセがあってまだよかったのだが。 フォワグラなども入っていたが・・・ メインは山うずら。 パートフィローで包んで供されるのだが。 繊細な舌を持ち合わせていない私には肉に閉じこめられた旨みをさっぱり感じ取れない。 ジビエって・・・・もっと味が強いのでは? もう一品はリエーブル。 あまりクセのない一品に仕上がっております、との言葉通りに。 私的にはこのくらいの方がいいかも。 皿の下にしかれた内臓などを煮込んだソースには味噌の風味がして、ちょっと面白いと思ったのですが、 同席者は、もっとパンチのある方が好き、とばっさり。 どちらにも珍しいきのこをあしらってくれたりしてますが、味的には特に。 グラニテは吟醸酒?を使ったゼリーとスパイスのシャーベット。 丁字ががつんがつん効いて、私的にはちょっと。 知人には好評。 チーズはエルベ・モンスのもの。 熟成したものが多く、その辺は楽します。1500円。まあ、レストランで頂くことはないのですが(笑) デザートはタルトタタン。 金きらのお皿の印象しか残っておりません。 帰り際にはシェフ自ら表まで出てくれるなどの対応も○。 全体的に塩はしっかりしているのだが、全体的な印象はあっさり。 あちこちに和の素材などをいかした料理なのだが、クラシックなものの方が好みなので再訪はないでしょう。 位置皿にも和の皿。 カトラリーは波打っているなかなか変わったタイプの使いづらいもの。 インテリアにはかなり力が入っているといっていいだろう。 また、立地もあるのだろう、やはりお値段が高めの印象。 |