「オストラル」   ★★★  1998. 5






入店


G/Wメインの1店。並木通りのカルチェの向かい側のビル。クリスチャンディオールのB1Fにある。
ランチは以下の構成。


   3500円
     前菜(3〜4種の中から)、メイン(魚or肉)、デザート、コーヒー

   5000円
     前菜(上記と共通)、お決まりの2品、デザート、コーヒー


銀座の一等地でありながら、かなりリーズナブルなアラカルト群と豊富とグラスワインで 最近の注目していた。 1品物で前菜で1500〜3000円、メインでも2000〜3000円 の2品で十分に満腹になれる量。 食欲旺盛な男性ならちょっと足りないか?  まあ、その他にチーズでも、という感じで。


我々は、3500円、5000円のコースで、アラカルトで肉メインを追加オーダ。 席数は、8席と個室(8人掛け)が1つぐらい。


まず、白グラスワインを注文。 2種それぞれの料理にあわせて選んでくれた。



注文

前菜
 

ニジマスのカリフラワームース 
白ワイン寄せ ウズラのポーチドエッグ

カリフラワーのムースが美味しい。 まあありがちではあるが。これからを期待させる1品。 塩加減もよし。これにあわせてくれたグラスは、オーストラリアのソービニオンブランの やや甘口の香りと味。(700円)



鶏と椎茸のテリーヌ

上面にチーズを載せて軽くオーブンで焼いた物。チーズでやや濃厚な感じ。 それにあわせたワイン。イタリアのソアベ。樽の香りが素晴らしく。 弱いブランデーのような感じ。色もなかなかに濃い。(700円?)



 

イシモチのポワレ

(3500円のメイン) カレーソース。 連れの今回の一押し。 カレーが非常に香ばしい。出来立てはまわりのカリカリ感がと白身が絶妙だったとか。



エビをジャガイモの細切りで巻いて軽く火を通したもの

(5000円の一つ) すでにこれは料理名と思えない。すっかり忘れて、みたまま表示。 ジャガイモはカニみそで風味づけたらしい。 エビの甘味がよい。 出来立てがなおよし。 時間と共に風味減る。

それにあわせたグラスは、南欧のサンジョセフ(シャプティエの白:1000円)。 グラスに注ぎたては、ただの酸。酸。 時間と共にレモンの風味が出てくる。面白かったが、料理 にはちょっとあわなかったかも。ソースは紀州の梅で作ったソースだ。 ただ梅の風味は弱い。



 

フォワグラソテー ハチミツとバルサミコソース 白インゲン添え

私には甘すぎてなじめなかった。 連れも遠慮気味。 ちょっと残念な一品。 あわせてくれたのは、若め(93)のボルドー。 素ばらし香りだ。(1000円)



子羊背肉のロースト

(アラカルトで3000円) 下にクスクスがしいてあり、しっかりと香辛料の 香りがしていて美味。羊自体の味はまずまずか。 デミと言ってハーフサイズなの だが、ボリューム十分。ピーマン、セロリ、トマトがベース。

あわせたのはブルゴーニュ(92 レジュネ?)。これも素晴らしい香りだ(700円)。



デザート
 

3種の盛り合わせ

シフォンケーキ、チョコレートケーキ、はちみつのアイスクリーム
これと言って特筆すべき物はないが、ハチミツは好感が持てた。






総評



雰囲気といい、味・値段を考えていい店だと思いますが、サービスが意外に悪かった。 サービス係りは計4人いたのに。黒服(ソムリエだと思う)は笑顔が無く、冷たい感じ。 有名な佐藤氏ではない。最初、グラスを頼んだときも、勝手に料理にあわせて持ってきた。 別にそれで異論は無いが予め断るのが普通だろう。グラスワインのメニューも持ってこないし。 (豊富なグラスワインがなくなったかと思った)

また後半、若い女性が皿を運んできたが、料理の名前も説明も一切なし。 黙って皿を置いていくなんて一流店とは思えない。若い男の人のギャルソンには 多少好感が持てたが。。。もう一人の黒服は完全に奥の個室の担当のようで、それ以外の 仕事はしない。

総じて、いい気分がしなかったのが、残念。 

 # なめられたのか? 


しかし、再訪の機会を得たい店だ。グラスワインは、シャンパン3種、白7、赤7、ロゼ3種ぐらい。
700〜1200円ほど。

計 18?00なり。