「ラシェーブル」   ★★  1997. 5






入店



ブルータスに載っており、1000円〜と書かれていたので、 早速トライ。 場所は西浅草(田原町)の駅から歩いて数分。


メニューには1000円、2500円、3500円となっており、 「ちょっと待てよ」という感じ、2000円弱で何かあるかと 思ったのですが。。。このまま他の店といっても何もなさそうだったので、 入店。 雑誌に出たばっかりであったためか、かなり込んでいる。

すぐ満席になり、ほとんどの客はそのまま帰っていった。 (でも、全員いい年だったのはなぜだろう? そういう雑誌なのか?)


カウンターしか空いていなかった。

テーブル8席程度。カウンター6席の小さな店。内装もなども新しく 最近出来た店のようです。


  1000円だと、メイン1品のみ。
  2500円だと、前菜、メイン、デザート。
  3500円だと、メインが2皿。






注文



前菜
 

フォワグラと鴨のテリーヌ

一番美味しかった。 テリーヌのねっとりとした濃厚さを堪能できた。 ソースのバルサミコのわずかな酸味がテリーヌのしつこさをあっさりと感じさせる。  但し、彼女にはソースは美味しくなかったとのこと。



ホタテのテリーヌ

まあ、普通。 まずくはない。



メイン
 

子牛のカツレツ ミラノ風

味はまあまあだったが、イタリアっぽくてちょっと残念。 うすいヒレ肉を揚げて、バジリコとオリーブオイルとのソースをつけて食べる。 ソースにほのかにチーズの香りが。。。何処にあったのか不明。




鯛のポワレ

う〜ん。 インパクトがなくて覚えていない。



デザート
 

ガトーショコラ

台座に入ったガトーショコラがカウンターに数ホールぐらい置かれており、 それに惹かれて注文。 でも・・・今一つ。 ケーキ内で味がばらついている感じ。 評価できず。



バナナのソルベ

彼女が注文。 彼女が喜んでいたようだ。 味はバナナ臭いというかそのままの味。



インテリア

フレンチに珍しくカウンターがあり、カウンターから料理しているところを   見下ろせた。 なかなか楽しい。 皿は白一色の物。 内装は出来立てと言う感じ。






総評



全体的にまだまだ未成熟と言った感じ。カウンターで料理作っているのが 見られるのが面白い趣向であり、シェフが時折カウンター越しに料理を渡して くれるのは別に良いのだが、どうも無愛想。 気分が華やがない。
カウンターがあることの利点を生かし切れていないと思う。  (忙しいから何か話せとは言わないが、客商売だろうが・・)


でも、料理作っているのが見えるのはなかなか面白い。時間が経つのがそれほど 気にならない。  といっても前菜・デザートぐらいですが・・・   メインはオーブンの前でやっているので 見にくい。


従業員も忙しく頑張っているのだが、皿の回転が悪い。前菜からメインの 料理出てくるまでに何分かかったのか?(まあ、ゆっくり出来ましたが・・・・)


雑誌に取り上げられて、突然てんてこ舞いになっている感じ。また、従業員が ミスをしたのは良いのだが、

その客の前で注意するのは辞めて欲しい。気分が悪い。


(厨房が丸見えなのだから、その辺は注意すべき、丸見えであるという感覚が欠如して いるのか?)


料理の味は丁寧な作りであることは確かだが、場所柄もうすこし値段体系を考えて欲しい。 1000円のコースの時には、デザートが500円、コーヒーが300円だった。 手作りではあるが、あの味で500円出すのは考え物。メイン+デザート+コーヒーで 1800円は高い。 


客層も年齢層が高かった。 30代前半〜40代が中心だったように思う。


ちょっと料理で気になったのですが、パンを焼く(温める?)時に霧吹きで してましたけど。。結構うまく温め直すこと(美味しかった)が出来そうですね。 今度やって見よ。