「エノテカ・ピンキオーリ」   ★★○  2000. 5






入店




ランチ。知人と計三人で。


知人と相談して、GWのメインとして外食を選定していたら イタリアン好きとしてはやはり一度はこのお店、ということで。


エレベーターを降りると、重厚な雰囲気が漂っている。 さっそく予約である旨を告げると、丁寧な応対にて席まで案内。 予約での冷たい感じは受けず、やや好印象。かなり広い店内。

ウェイティングルーム、両側にセラーがある廊下などを 通り抜けてメインダイニングルームへ。 天井が少し低めなのは、致し方ない。 ここのセラーは一見の価値はあろう。。かなり薄暗いセラーに 有名どころのワインがごろごろしている模様。。


さて、席は三人ということもあり、テーブルは大きくのんびりできる。好印象。

ランチは、5000、7000、10000円の3コースから。 もちろんアラカルトもできるようだが・・・・


我々は一番チープな5000円のコースより。

コース構成は、アミューズ、前菜、パスタ、魚、デゼール、コーヒー
また、メニューの選択肢はない。




注文





食前酒
 



着席すると、スパークリングワインをサービス。(少量であるが)

泡はやや弱くなってしまっているようであるが、好みの感じ。 青りんごの香りが特徴的。(銘柄は失念)


他のワインも薦められるが、相当高価と聞いているので、グラスワインを注文。

グラスも3種類ぐらいあり、価格が1500円、2000〜2500円、それ以上の3種。 銘柄は明記されておらず、その日(?)のお勧めのようである。(イタリア語はさっぱり・・・)


なお、グラスはリーデルであるが・・・・これはソムリエシリーズなのでしょうか??

我が家にあるのとマークが異なる。



グラス   グラス



なお照明の関係から、やや暗めの写真となっておりますがご了承ください。




グラスワイン白
 



(一番安いやつ)


銘柄は見せてもらえず。左上の写真にある右側のグラス。

かなり軽い感じであるが、繊細な香り、単に薄いだけではない。 なかなか上品でよろしい。1500円なんだけど、いくらなのかな?




アミューズ
 

タコと白インゲン豆のオリーブオイル和え


タコとまめのオリーブオイル和え



タコの食感が好印象。多分、タコ足の中心だけを使っている模様。 オリーブオイルの香りもよく、ハーブも印象づけとして成功している。

白インゲン豆は結構固く、一つ一つ拾って食べる必要がある。 食感の対比のためなのか・・・・?




前菜
 

車えびとクスクス


車えび



車海老をオリーブオイルでいためたもの・・・?

下には野菜とクスクスを煮たものを敷いてあるとのことであったが、 野菜は一切見られず。 エビは素性のよさを感じられるものであるが それ以上ではないようだ。




パスタ
 

トマトとバジルのパスタ


トマトとバジルのパスタ



なかなか美味しい。 トマトの酸味と甘みとオリーブオイルで風味よく。 他の名店などと比べてどうかといわれるとよく分からないが・・・・


しかし、こういうパスタは家では作れない。 単に腕だけの差では ないように思うのだが。 トマトが違うのかな?




 

トマトとバジルのパスタ


タイのポワレ



鯛の皮のかなりカリッとした印象。 皮が異様に厚く、固いのが印象的。 それよりもうまみの印象はない・・・・

白身に至っては、なんにも・・・・・・・

下にはキャベツとジャガイモのペーストみたいのを混ぜてひいてある。




グラスワイン赤
 

クエルチャペラ キャンティ '95


2500円

はちと高いのではないだろうか??? やはりグラス代・場所代か。




デザート
 

りんごと干葡萄 アップルシュトーデル?


アップルシュトーデル



横についているのはバニラアイスクリーム。ふつう。3つの中では一番ましか・・・?
本当に特筆すべきものがない。




バナナのムース


バナナムース



バナナが濃厚ではあるが、バナナケーキ好きの嫁さんには好印象は もたれなかったようだ。うまみがない、ということらしい。




バナナのムース


チョコレートムース



これも印象がない。何層にもなっているが単独で食べると まったく美味しくないが、まとめて食べると食べられるのはやや不思議。

ってこのくらいしか感想がでない。
付け合わせは、パイン。 けれど、こちらも・・・・・




アンズのアイスクリーム


アンズのアイスクリーム


一人に1個ずつ、ついてくる。 外のコーンは厚めで甘くおいしい。

ヨックモックの シガール(細長い焼き菓子)を思い起こさせる。さくさくした食感。 アイスは可も不可もなし。
三人のうち、一人はライチのアイスクリームだった。




プティフール
 



プティフール


こんな物が出てくると予想はしていなかったが・・・・
ま、味も流れ通りに想像できるもの。残念である。



カプチーノ


最後はこちらで締め。


但し、このカプチーノかなりぬるめ。三人のうち一人だけはノーマル 程度の温度であったが、他の二人は

かなりぬるめ

で悪印象。





なお、単価が高いだけあり、ここの従業員数は特筆すべき人数であろう。 この店の広さをまかなうのに十分と思われる人数がいるのであるが、逆に その客がいなければ、その分うっとうしく感じる。


また、料理を従業員が列を作って厨房より運んでくる様子も珍しい のではないだろうか??ぞろぞろといった感じで、店内を歩きまわっている。

サービスとしては、過不足なくこなしていると思われる。 機械的で好みではないが、まあサービス料も10%であるし、まあ及第点か。





総評




味は特に悪くない、ただ値段を考えると、及第点を与えられるかどうか・・・というところか? まあ、場所柄を考えると、値段が高めなのは致し方ないと 納得できなくもないし、また従業員の数からも。。


ただ、コストパフォーマンスから考えて2度は行かないだろう
というのは正直なところであろう。


また、コアビルの中にあんな巨大なセラーを設けておけば、
ワインが高くなるのも致し方ないか・・・・・