「ま〜の」   ★★○  1998. 3






くらぶ活動


私の周りの食べることが好きなメンバーで構成された単なる「不定期食事会」をそう呼ぶ。 数ヶ月に一度開催予定。下記料理名は正確ではありません。雰囲気で察してください。

また、あくまで個人的な感想にすぎませんのでご了承ください 評価で○は0.5だと思ってください。最高☆☆☆☆☆。






入店



名前からして怪しげである。なぜ日本語? 場所は東急本店の目の前のビルの3F。 実際に行ってみると、看板も安スパゲティ屋と言った雰囲気。非常にやばい雰囲気がする。

一応「リストランテ」とは書いてあるが・・・・


実際にドアの前まで行くと、結構重厚な感じ。外に張り出されているメニューを 見てもそれほど違和感を感じさせない。

早速入店すると、ギャルソン(イタリアンでは何というのであろうか)が2名 出迎えてくれる。店は大きくない。 4人用テーブルが4つとカウンター5〜6席 と個室があるようだ。本日のお客は3組。






注文





飲み物
 



カンパリ(ソーダ割り)
フランボワーズ(ソーダ割り)

  始めて見たような気がする。香りは確かに木苺のリキュール。
      ケーキか何かに普通は使うのであろうか? 味はそんなにしない。香りは好き。


ハウスワイン(ハーフx2) 1800円

  香りが思いのほかいい。 味は非常に軽いが



アンティパスト
 

真鯛のカルパッチョ・バジルソース


お決まりかな? 「本日のお勧め」より。真鯛の甘味が 感じられていいが、せっかくのバジル風味がそれほど・・・・

鯛の風味を殺さないためだろうか?



暖かい子牛のレバー 香味野菜添えバルサミコソース


好物のレバー。 個人的には今回のアンティパストの中で一番好きだった。 レバーも臭くなく、バルサミコも好きだし・・・これも「お勧め」より



自家製リコッタチーズ入り揚げピッツャ(600円x4)


形はカレー揚げパンのちょっと小さいの。 外は暖かい程度であるが、 中のチーズはしゃれにならないほど熱い。 噛んだひょうしにチーズ が飛び出し、口の外へ・・・・

すごい熱かった。味は想像できる範囲かな? チーズ好きな私としては もう少しクセのある奴の方が良かった。




第1の皿
 

スモークサーモンのリゾット


個人的には今回の料理の中で1番。確かに想像できる味だが、非常に 鮭臭くて好き。 鮭チャーハンを思い起こさせる ^^); (下品か?) 



4種のチーズのクリームソースパスタ


うまい、としか言えないが、まあこんな物でしょう。 

一体何のチーズだったのでしょう? パスタの湯で加減は非常に良かった。 でも、結構細長い奴使ってたな・・・プロの仕事って感じで今回の3番。



第二の皿
 

金目鯛のポワレ


ソースは赤ピーマンの出汁がたっぷり入ったオリーブオイルみたい。

非常にうまみが感じられた。アサリも。メインの中では一番いい。 この魚料理は評価出来ると思う。外の皮のパリパリ感と中の身とソースという事で、今回の2番。



子羊のパン粉焼き


想像できる味。 羊臭くなくていいという意見もあるが、個人的には もう少し脂が載っていてクセのある方が好き。(体にはよくないが・・・) 

肉は良質であることを感じた。 ただ面白味がなさ過ぎる。




子牛のフンギポルチーニソース


う〜ん。 おいしいけれど、何か華がないかな。。 いかがでしょう?



デザート
 

クレープシュゼット(オレンジソース)


デザートの中では一番。 オレンジの酸味と甘味がよい。




チョコレートケーキ


普通(?)のガトーショコラ




プラリネのアイスクリーム


プラリネとはいったい何であろうか? 木の実みたいであったが、 風味のあるアイスで私は好感が持てた。







総評



料理全般を通して繊細さが感じ取れ、どれもいい水準で安定してはずれがない。 どれも安心して頼める。「フレンチのようである」という評価が確かに正しい。 ただ個人的にはもっとクセのあって、また何か発作的に食べたくなるような 感じが欲しい。今一つインパクトに欠ける。


特に改善して欲しいのは、サービスだ。男性が2名いるが、片方は完全な新人で ただの皿の運び手。一切質問に答えられそうもない。もう一人はそうでもないが、 客を楽しませようという心意気がまったく感じられない。

今回でも、時間かかって注文を決めているときでも(これが楽しいのであるが)簡単 に料理の説明をしてくれるなど、興味をそそるような事をしてくれた方が 楽しめるのではないであろうか?  (忙しければ、別にいいのだが、今回はとてもそんな風には見えなかった・・・)


イタリアンってこういうもの? ついフレンチで考えてしまうので・・・・・  シェフの人も挨拶に来てくれたが、気さくな感じの人であった。

実はこの店はカウンターに座って、ワインでも飲みながら、シェフと相談して料理 を作ってもらうのが最適な店なのではないであろうか?

勘定書も最後に渡してもらわなかったのでサービス料がどうであったか分から なかったが、リストランテという感じではないのでは?

また、オーナーの方針で雑誌などは一切掲載されていないはず、との事。 常連がほとんどらしい。実際他の2組も常連の様であった。そういう店のようだ。