店名:「サルバトーレ」
日時:1997年6月
場所:中目黒
時間帯:ランチ

   入店

気になっていた目黒雅叙園のアルコタワー内2Fのイタリアンへ。ビル内に到着すると、奥の方で人だかりがする。 近くへ行ってみるとウェディングドレスを着た花嫁さんが・・・店を見ると、本日貸し切りとの事。。 がっくり。 メニュー & 値段でも確認しようと思ったが、看板などの紹介は全てなし。 何の収穫もなく目黒を離れる。

さて、次の店を物色。 目黒には安い(特別うまくはない)フレンチが一軒があるが、そういう気分ではないので、別のお店を考える。

中目黒のイタリアンのランチがあるとのことで、中目黒まで散歩。。
徐々に暑くなっているため、あまりいい散歩日和ではない。途中、お勧めのママッチーニというイタリアンがあるらしいので覗いてみると、土曜はやっていないようだ。。。(平日はランチあるらしい)

我々が目的地に到着すると、店は徐々に混み始めている。いきなり「ボナセーラ」との挨拶。 本にも書いてあったが何でイタリアンだとこういう声を上げるのか? フレンチで「ボンジュール」と大声で言われたことなんかないぞぉ〜、やかましい! と ややご機嫌斜めになる。 と、やくたいもないことで怒りはじめところが私らしい。 

イタリアン人ウェイターに席に案内され、メニューを開くと、ランチがない!!! ピ〜ンチ。予算オーバーだ。


   注文

今更、店を出るわけにも行かず、渋々メニュー構成を考える。
1品どれも2000円前後。き、きつい。3品が普通かな? しかし、幸い(?)胃がもたれているので、あまり量は食べたくない。そこで、パスタあるいはビザとメインにしようかと思案していたが、(値段は メイン、ピザ、パスタ共にそんなに変わらず、もちろん高いメインもあります)ペンネのチーズ和えが隣のテーブルに来る。それが美味しそうだったので、1品を決めた。4種のチーズをつかったやつ。 すると、これにメインをあわせるわけには行かないので、もう1品はピザにする。  ピザはオーソドックスなアンチョビ、オリーブ、トマト。その後、以下。

「飲み物は何にしますか?」
「お水ください」
「ミネラルウォーターがございますが」
「ただの水で良いです」
「かしこまりました」 
周りのテーブルを見ると、ほとんど飲み物はこのミネラルウォーターを注文しているようだ。しょうがない貧乏なんだから。。 500ml(400?) で 500円だったかな?

バゲット(?)とグリッシーニがバスケットに入ってやってくる。
バゲットは4つ、棒っきれは6本ぐらいか。温めていない。まあ当然か。。
(このパンは別途請求されてはいなかった。特別うまくはない)

しばらくすると、ピザが運ばれてくる。結構大きめ。生地はパリッとしているのではなく、良くできたパンのような感じ。 オリーブオイルがふんだんにかかっており、見た目は油が多く、しつこそうな感じを受けるが、食べては非常に軽い。個人的にはこのパンのような生地は好きだが、連れは好まなかったようだ。味は良い。今までイタリアンはほとんど行ったことなかったが、これなら納得できる味だ。(さすがにパスタ専門店などとは味が違う。 今まで食べた中では一番うまいと実感。)

食べ終わると皿を下げ、しばらくするとペンネが到着。 ペンネはアルデンテに 仕上がっており、チーズとペンネがうまく絡み合っている。塩分、コクなど満足すべき味。

さすがにいい値段を取るだけあって、無造作に皿を並べるようなまねをしなかったのも感心。(料理が同時に来るかと思って冷や冷やしていた。 ピザを下げてから、ペンネを調理してそれを持ってくる。 そういった点は完全に制御しているようである)

そのころには席は満席。
デザートも勧められるが、止めておく。 隣のテーブルで食べていたチェリー(?ベリー)山盛りのクラフティには興味を惹かれたけど・・・・我慢我慢。

勘定に行くとウェイター共から「グラッチェ」と言われる。 

 「だから、やめろぅつうの!!」

と思いながら、勘定を済ませる。 4000円。。。 
サービス料が取られていないのはよかった。(昼だからでしょうかね)


  感想 

味は良い。 イタリアンもさすがに侮れないな、と思う。 しかし、高い。。
カジュアルな雰囲気と値段がかみ合っていない。そんなにラフな格好で高い料理が食べたいのか?
 (もっとも格好については人のことは言えませんが)
しかし、その後イタリアン好きな知り合いが行ったところ、  憤慨するほどだったと。。  う〜んわかりません。