竹林の奥にあった大河内山荘庭園。 じつは全然知らずに拝観料1000円は高いなぁ〜と思いつつ、、
そんなこと言っていたら、どこも見れないと思ってためしに入ってみることに。
入ってから、俳優だった大河内傳次郎が別荘として造営した回遊式庭園ということを知る(笑)
公式ページはないので、
京都観光Navi
を参考までリンク。
定番のウィキによれば
昭和9年(1931年)、傳次郎34歳のとき、当時長期保存が難しかったフィルムに対し永く消えることのない美を追究するため自身で設計しこの庭の造営を始めた。
映画出演料の大半を注ぎ込み64歳で亡くなるまで30年の歳月をかけてこつこつと作り上げたものである。
という説明がもっとも適切だろう。
こちらの門は、大河内山荘中門という有形文化財に指定されているそうで、
庭園の内外郭を区切る位置に建つ門。親柱,控柱,冠木で軸部を構成し,その上に大きく弓形に曲げた垂木を配して迫持状の檜皮葺屋根を載せる。
間口約1.7mの小規模な門だが,丸太や名栗の部材を多用した数寄屋風の意匠で,奇巧性に富んだ特異な形式になる。
とのこと。(文化遺産オンラインより抜粋)
紅葉の時期は終わり、高い拝観料、、ということもあったが、なかなか写欲をそそる作り。
モノの配置が写真の構図を非常にとり易いこと。 さらには徹底された清掃が行き届いており、自然でありながら人工であることを知らしめる。
こちらは、大河内山荘大乗閣(登録有形文化財)
同じく文化遺産オンラインより。
大河内傳次郎が営んだ別荘の中心施設。数寄屋風の書院をはじめとして,泉殿のように突出した寝殿,如庵写しの小間の茶室,民家風の勝手,土間を一体化させた斬新な建物。
各様式の特性に応じ屋根形式や意匠に工夫を凝らした数寄屋師笛吹嘉一郎の代表作になる。
拝観料の中には、抹茶(茶菓子付き)のお値段です。 これは後ほど。
たとえばこちら。 人が歩く道には落ち葉は落ちていないのだが(不自然なほどに)、このように苔のところには線が見えるぐらいにはっきりと。。
こちらは、大河内山荘持仏堂(登録有形文化財)
正面1間,側面2間,入母屋造,桟瓦葺,妻入で,正側面3方に刎高欄付切目縁を回す。
円柱を頭貫,内法長押で固め,台輪上に三斗組,中備蟇股を置く。小規模だが,軒は吹寄垂木を1支おきに疎らに配すなど,全体に技巧的な造り。
とのこと。
大河内山荘滴水庵 (登録有形文化財)
平屋建で,桁行5間,梁間2間,入母屋造,茅葺の主体部の南面西半に,切妻造,土庇付の突出部をもつ。
2室の広間の茶室と土間のある水屋は,丸太や竹を多用した軽快な数寄屋風の造りになり,苑内の景観形成に欠かせない建物。
結構長居しましたかね? 比較的庭園はするっと流してしまうことが多いのですが、ここは構図などをゆっくり想像しつつ。。
それほど広くないのに、広く見せるテクニックが随所に見られるのではないかと思います。
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