入店
日航ホテル3Fである。夜景がすばらしいとのことで事前に窓際を予約した。
ところが、である。
うまく予約はつたわっておらず、窓際の席は満杯である旨を通知される。
予約で窓際を取ったにも関わらず、である。 いきなり気分が害される。
現地語はもちろん、英語も満足に話せないため、ごたごた
やっていたところ、フロアのマネージャーらしきが人も
現れたが、らちがあかない。 断って帰ろうかと思って
冷静に見渡したところ、大したことない夜景である。
その分、分威張り散らして帰ろうと、席に落ち着きメニューを見る。
事前に日本で調べた2人用コース(2人世界というらしい)がない。
従ってアラカルトにて。
(以下、1HK$=¥15程度)
注文
食前酒 |
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サンミゲル
食前酒は香港ビールその名もサンミゲル(Pale PILSEN)。
少々味薄めで軽い。が、まずまず。
(個人的に大衆人気的なビールは好きではないため:かなり曖昧な表現である)
メニュを注文し終わり、改めて店内を見渡すと、ピンクのテーブルクロス。
食器がかわいい(嫁の弁):桃と何かの花の模様。すべて店オリジナルと予想。
| 料理 |
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アワビのオイスターソース煮(1個)
560HK$
いきなり、である。 なんて節操のないことである。
生まれて初めてである。
半分に切って供されるが香りが非常によく、鼻腔に抜ける香りもたっぷり。
特に食感がすばらしい。歯にまとわりつくような、それでいて潔さがある食感である。
いつまでもかんでいたくなるような口腔内に快感を起こさせるような1品。
やや乾物くささを1部に感じさせるが、連れ曰く「海の味がする」との事。
あのたれでご飯が食べたい。また付け合わせのちんげん菜に苦みとソースがマッチする。
なお、このお店では時価ではなく、価格は明記されており、
かつ産地毎に異なる物はなかった。
| 卵白と小エビの炒め物(塩味)

卵白は見た目とことなり、固め。噛むとだしの味が口中に広がる。だしは何でしょう?
上に載った松の実は食感が楽しめるが、味はすかすか。
| 鳩のロースト

たれは2種類。紹興酒とニンニク(レモン)
野生味が感じられる。(ジビエに近い感じか?)
食べるところは、意外に少ない。 個人的には紹興酒の方が良かった。
かりかりの皮がうまい。
| 小籠包(上海かにみそ)

残念ながら、みそはよく分からない。たれもやや酸味が利いており、心地よい。
これで腹6〜7分。 フレンチでいうと前菜が終わった程度か?
6時ちょっと過ぎに入店したが、8時頃には満席。
しかし、デザートを美味しく食べるために、ここらでデザートへ。
| マンゴープリン

何の変哲もない硝子の器。
ちなみに今回の香港の副テーマ(というより嫁さんのテーマ)は
「マンゴープリンを探る。その香港の味」
というものであり、最初の1品である。
まず、一口。マンゴーの果実をそのまま食べている感じ。酸味が程良い。
(以後、マンゴープリンには点数が付く from 嫁さん) 7点。
あまりぱっとしない。 ふと気が付くと横に生クリームが。
これをかけると「おおぅ〜!!!」
生クリームを加えることで、濃厚さがまし、おいしさup。
点数は・・・・・・・・・・9点!!! 一気に点数がアップしました。
| フルーツ入りタピオカ

ふつう。フルーツは小さいメロンを。 美味しいよけどね。
| カスタード入りゴマ団子

意外にカスタードは固め。味わいはよし。
フランスのカスタードとは異なる味わいと食感。
ちなみに一週間たっても、思い出す味であるとの事。おいしかったらしい。
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総合
香港1店目で「中華もやっぱりいいじゃん」と思った夕食。
当初、香港ってたいしたことないのかも? わざわざ来る価値が
ないのかもしれないと思っていた疑問を払拭してくれた味わい。
なお、このお店が一番サービス的に(最初は悪かったが)よかった。
何度もフロアマネージャー(と思われる人)が訪れ、一言二言会話して去っていく。
(ちなみにどこのテーブルでも同じであったが)
気分的に悪くないお店であった。
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