「 老正興菜館 Lao Ching Hing 」   ★★★  2000. 10






入店



本日のお昼はこちら。 上海料理屋として有名なお店でかなり歴史のあるお店である。 (1955年創業) 


目的はそう

   上海蟹


お店の前のガラスケースには蟹が山のように積まれている。 料理屋の雰囲気はこんな感じ。


風景


なお、11時に入店したのであるが、1時間ぐらい他にお客がまったく入ってこず、 どうしたものかと思っていたのであるが、12時半ぐらいから混み始め、1時過ぎには ほぼ満席になる。 なかなか盛況なお店のようである。

なお、お店の方は、英語、日本語を組み合わせて使いこなし(?)、親切に メニュー選びや食べ方を教授してくれる。




注文



料理
 

Spiced Duck



Spiced Duck



冷製。 詳細な漢字でのメニュは本ページの最後を参照願います。
中までしっかり味がしみている。 塩分はやや強く、鳥の旨みもしっかり。 醤油ベースっぽい。。 ビールのつまみとして最適でしょうか?




ピーナッツ



ピーナッツ


料理というわけではないが、ビールのつまみとして出されたもの。
塩がどっちゃり振ってあり、かなりしょっぱいがそこそこいける。




小籠包(蟹入り)



小籠包


上海料理としては定番となる小籠包であるが、時期が時期だけに蟹入りを注文。 よく蟹入りとかいいつつ、食べてまったく蟹が感じられない店が多い中、 しっかり蟹を楽しめる良品。 皮は厚めでしっかりとしており、中のスープを もらさない構成。

ただ、想像していたより、スープの温度が低い。 まぁ、この位のほうが 安心して食べられるんですけどね。 まずまずの美味である。



上海蟹



上海蟹


蒸し物として始めての上海蟹。

メスである。

注文時に、値段からセレクトして実際に蒸す前に蟹を持ってきてくれて、 確認した後、調理に入る。

綺麗に蒸しあがった上海蟹を、店の人がある程度分解して食べ方を教授してくれる。

分かった。 食べてみよう。

ちなみに今回は一人一匹ずつ。 1匹220$。
さて、こちらかなり美味である。 蟹が小さ目なので食べるのがかなり大変であるが、 蟹の身は芳醇であり、蒸し加減はよろしい。 冷めても美味。 得に黒酢との相性は抜群である。  卵もまた、美味である。 

今回初めて食べて分かったのであるが、納得した。 この時期を楽しみにするのを・・・



洗面器


洗面器のような巨大フィンガーボール。 中には烏龍茶とレモンが入っているようである。


また、食後には生姜湯(砂糖がたっぷり入っている)で締めるのが通例らしい。




ハムの甘煮?



ハム


適当に頼んだら、こんなのが。 18ヶ月熟成らしいハムを甘い汁で煮たものなのだろうか?

かなり甘い。 白いのは何であろうか? こちらも食感がアクセントとなっているが、味はうすら甘く、 味はちょっと抜けている感じがする。

一応、このお店のスペシャリテっぽいようである。



花巻


この花巻でハムを包んで食べる。 最初の1個、2個はいいのであるが、後半飽きる。 これは二人でたべるものじゃないな。。。。やっぱり。

ちなみに、連れはこの花巻を下記のXO醤につけて喜んで食べていた。(XO醤まん。美味。)



XO醤



口の中がさっぱりするのである。




デザート
 

杏仁スープ



杏仁スープ


珍しい杏仁物。 ほとんどのものが苦手な薬くさいものが多いので、 躊躇したのであるが、こちらのこのお品。 まったく薬臭くなくまずまず美味。

温製である。

粘度はそれほど高くなく、さらさら。 甘みもほどほど。



核桃露



核桃露


なんでしょう? これ?

飲んだイメージはきな粉の甘いスープ。 かなりの濃度。  甘さもくどく、ややげんなり。 半分も残してしまった。








総合



かなり混んでいる。 昼のせいか、蟹を食べているのは私たちぐらいのものであろうか?

現地人が多い。 観光客はあんまりいないようである。
メニューはかなり分厚く、200種近く料理名が並んでいるのであるが・・・・・あまりに 料理が多くて、パニックになりそうになる。なにか安心して頼めないような気がした。


一応ホテルの地下のレストランであるが。 サービスは丁寧ではないものの、 親切で好印象。 料理はまずまず。 蟹は美味である。 特にこちらのほかのスペシャリテでは 酔蟹という上海蟹を酒につけた(?)ものが有名らしい。 今回は食べ損ねたが・・・







メニュー


食べたメニューのコピーは こちら (重いです)。