ハイパーエドシック NV

ボトルは開けたてであるようであるが、泡はかなり弱め。
グラスはリーデルのヴィノムの様である。 ややしっかり目のコクであるが嫌み
ではない。 程良い酸も感じられ、まずまずの仕上がりか?
それにしても見事な注ぎっぷりである。 国内ではまず考えられないこのグラスの量である。(赤ラベル)
30分後に泡は無くなり、普通の白って感じになる。 125HK$(1HK$=15〜16円)
| 前菜 |
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かえる

おすすめである。 温かい前菜から。 カエルは自体は割とあっさり目なのであるが、
バターなどを多用し、ヘビーになりがちな印象があるため、やや躊躇しながらの注文であった。
さて、料理が来るとカエルだか、小型の鶏の脚だか分からないような感じであるが、
食べてみると、ふ〜んといった感じ。 嫁さんが頼んだ料理の方がなんとなくインパクトがあり、
寂しい感じがする。
であるが、食べ進むうちになぜか止まらなくなるやや卑怯な味付け。
なんのソースでしょう。 かなり旨味が凝縮されております。
皿の中央にはキャベツが盛られているのであるが、かるく火を通してソースを
たっぷり吸っており、かなりの旨味。

その場で胡椒を挽いてくれるのだが、やや思い切りのよい挽きっぷりに
「そんなにかけたら胡椒の味しかしないんじゃない?」などと思ったが、
白胡椒だったのか気持ちぴりっとした感じでいいアクセントになっている。
う〜ん、ちょっと幸せ。今までに食べたことがある味に似ているのだけど、
それが何だったのか思い出せない。ちなみに最初はフォークとナイフでカエルを
食べていたのだが、食べにくいため最後は手掴みで食べるようになってしまう。
しかしフィンガーボールが出てこないため、指を舐めつつナフキンで拭くしかないのである。
214HK$
| ダックリバー

こちらもおすすめ。 暖かい前菜より。
なお、こちらのお店、皿はかなり熱々にまで温められており、好感度高し。
やや大きめの肝臓がごろりと2個ほど。
割とこの手のソースは甘ったるいものが多いので躊躇しがちだったのであるが、
メニューからはサワーチェリーソースなどとあり、お勧めされるまでもなく、
結構気になっていた一品。
実際食べてみると、これがなかなか美味。
チェリーの酸味と甘みとサワークリームかどうか分からないが、
下支えされている酸がレバーのしつこさを緩和させ、ぺろりと食べさせてしまう一品に仕上がっている。
う〜ん、美味しい。先週、最高(?)のフォワグラを食べたばかりであるが、
こちらもなかなか負けてません。 特にこのソースは止まりません ^^);
前菜2品を食べたけど、ソースへの力量がなかなか見事である。
付け合わせの青リンゴの千切りの酸味とネギ(?)のしゃきしゃき感も食感の妙でなかなか面白い。
248HK$
| パン

なんだ、この盛りは???
あまりフレンチで見ない盛りつけである。
2人用でこれであるがもう少し人数が多いともっと盛りが多い。
この辺が大陸志向か? ^^);
さて、付け合わせにリエットらしきものが出てきたが、このリエット。

どちらかというと生クリーム多め。 ちょっとリエットという感じではないが、
なかなかよろしい。 パンもそれほどの旨味はないが、外の皮のパリパリ感ではなく
さくさく感で個人的に○。
| ワイン |
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ムルソー 1997 シャンソン (デミ)

ワインは適当に。 私がセレクション。 メインも割とあっさり目ということで白を。
ハーフボトルぐらいが量的にちょうどいい。
ワインリストでは、1996だったのであるが、実際に出てきたのは1997。
まあ、細かい事にこだわらず、こちらで。
ネゴシアンはシャンソン。 ムルソー村名。
割と樽強めではあるが、さほどムルソーの樽は気にならないと言う
わがままな舌を持つ私である。 しかし、このくらいの樽は料理にしっかりとマッチして、
まずまず。
時間と共に酸が主張しはじめて、より好みになってくる。 280HK$
| メイン |
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若鶏のグリル

メインの肉は、あまり魅力を感じない牛肉とかが多い。
う〜ん、じゃ中華のテイストを感じられるかどうかで、こちらの若鶏のグリル。
外の皮のパリパリ感は、中華で感じられるものと同じであり、割と面白い。
しかし、これもソースがうまい。 しみじみとした旨味がある。
肉自体は脂も少なくさっぱり気味だが、ぱさぱさとした印象はない。
国内でいうとレストラン・ド・レトワールのソースに近い感じ。
つまりは割とパリっぽいと言うことであろうか? しっかりと作っている。
キノコ(ジロール、椎茸など)もしっかりとした味を主張し、鶏肉に負けてない。
というか鶏肉はさっぱり目ではあったが・・・・ 皿の回りにはなんでしょう?
アーキチョークでしょうか?
245HK$
| ロブスター

ダントツでおすすめでした。
調理はお好みで、パンフライ、ポシェ、スチームが出来るようであるが、
おすすめは絶対にこれ!! っていうので。。パンフライで。
さて、皿がくると でぇ〜ん って感じ(笑)
う〜ん、でかい。 付け合わせも選べるようで、シャンパンソースやポテトなどが・・・・
今回はシャンパンソースで。 付け合わせのセレクトって珍しい感じです。
さて、一言。 うまいねぇ〜 ロブスター。
調理法ってより、こいつ自身が。
かなりしっかりとした塩と、そして濃厚なバター。
ロブスターの全身にバターが行き渡り、香ばしい一品に変わっている。
そして、中央の身の部分より脚先や殻の回りにこびりついた肉のうまさといったら、
足をばたばたさせてしまうぐらい、美味しかった。
ロブスターの内臓のコクとバターのコクと身の甘みが渾然一体となって
口の中でとろけていく様は至福の一瞬であった。塩分は海の潮の香りと味。

そして、このような料理がムルソーに合わないわけがない。
生臭みが増幅されることなく、しみじみとエビと格闘しながらしゃぶり尽くしました。
う〜ん、お腹いっぱい。
でも、大食な人だと2皿構成では足らないかもしれませんね。
360HK$
| デザート |
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スフレ チョコレート

食事が終わるとデザートメニューを持ってきてくれる。
デザートワインまで入っており、デザートは4,5品ある。 今回は出来立てのスフレ。
客の前で最後の一手間をかけてくれるものである。
お腹いっぱいなどといいながら、なぜ、こんな重そうなデザートを頼む。。。。
スフレはソースが3種あり、チョコ、グランマニエ、ストロベリージンジャー。
一体、最後のソースは何でしょう??
さて、このチョコのスフレは、最後にチョコのアイスクリームをかけてくれる。
スフレの生地自体もチョコ色でかなり濃厚な一品。
上部のちょっと堅めの部分となかなかのふわふわ感。
出来たてのアツアツ感とチョコアイスの冷たさ。
などなかなか楽しませてくれる一品でした。
85HK$
| スフレ グランマニエ

こちらは割とさっぱり目な出来。
出来たてのスフレにオレンジソースをかけるとシュワシュワと縮んでいく様子が興をそそる。
こちらの生地は白っぽく、やや強めのお酒とさっぱり感で
大人のデザートって感じで私は割と好きである。

85HK$
| プティフール

最後にコーヒーとプティフール(チョコ)
飲み物は38HK$
チョコはまあまあといったところで特にコメントなし。
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