「Toh Lee 桃李」   ★★★○  2002. 1






入店



やや昼食を抑え目にしようと、飲茶を食べに。 

ここの点心はそこそこよいという話を(昔に)聞いていたので、訪問してみた。  予約はなし。昼は12時から。入店時はがらがらであったが、1時ぐらいにはほぼ満席になる。 サービスはやや地元風(笑)


テーブル



点心は10種類ぐらいだろうか? リストにチェックして渡すタイプ。 メニュー1メニュー2 
 
一緒にグランドメニューも渡される。 
最初の一枚に、海鮮系のスペシャル(?)料理が並んでいたので、その中から一品注文。



テーブル





注文





食事




点心の数々






筍とエビ入り蒸し餃子


筍とエビ入り蒸し餃子



皮のプリプリ感はなかなかよい。(以下、どれも共通)

こっちの翠園酒家より全然よい ^^); < って、これはほめているのか?? 
中のエビもまたまたプリプリである。が、若干の臭みが感じられるのが残念。 醤油はなく、お好みで辛子のみをつけて食べるだけ。辛子により臭みは消失する。

38HK$だったかな? どの料理も30〜40HK$の間でした。

筍はかなり小さめにつけられており、あまり印象はなかった。

  なお、写真はぼけているのではありません(笑)湯気です。  この湯気の様子から他のどの料理もあつあつであることがわかり、まずまずと言ったところ。





漬け物と豚肉入り蒸し餃子


漬け物と豚肉



豚肉のしっかりとした歯ごたえとつけものの独特の風味と旨味。 また漬け物はシャキシャキとした歯ごたえも対照的。エビも少々。




魚の浮き袋と野菜入り蒸し餃子


魚の浮き袋餃子



上にエビの卵らしきものが載っており、浮き袋のややしっかりとした歯ごたえが信条。
しかし、上に載っている卵がやや生臭みあり。



干し貝柱とカブラの蒸しもの


カブラの蒸しもの


嫁さん大感激。カブラのふわっとした食感と、中華ハムの独特の風味、甘みの出汁。
カブラは大根餅のような感じになっている。醤油ベース、干しエビの風味も強い。 香菜の風味もプラスされて、かなりいい感じ。

嫁さんによると、大根餅状のものをごま油で蒸したのではないか? とのこと。
このブワブワした食感がたまらないらしい。

乾物の旨味のもとをたっぷり吸い込んでいる。





肉蟹 Fresh Gross Crab


肉蟹


冬は肉蟹が美味しいということを聞いていたので、こちらを。

お魚くわえたドラ猫ならぬ、ネギをくわえた蟹とはいかがなものか? 
ショウガ、ネギが蟹のあちこちに刺さっている。 もちろん料理が届いた時にはそれらの香りが大爆発。ソースのベースはオイスターソース??

非常にうまい。 

蟹はあまり肉離れがよくないが・・・・うまさを吸ったネギは中華の王道。 殻からちゅうちゅうと旨味を吸ってよし、爪の大きな肉を味わってよし。  臭みなどもまったくなく、白米と一緒にいきたい感じ。


う〜ん、これはうまい、うまい。 これで100HK$とは驚きだ。

蟹は面倒で食べないと豪語している嫁さんがこちらでもむしゃぼっている。 しかも私より一生懸命である(笑) かのイエロークラブ以来である。

嫁さんによると脚の根本にある、ほわほわとついてくる蟹の身がうまかった、とのこと。 また、かたくり粉か小麦粉を使っているのだろう? 


肉蟹


それがスープを吸い殻にまとわりついてブワブワとなっているのをしゃぶり 尽くすことに至福を感じるという。



デザート
 

マンゴープリン


マンゴープリン  マンゴープリン


我々のマンゴー道最初の記念すべき1杯目だったもの。 さて、味の方は変わっているのだろうか? 非常に不安だ。

目の前にあるマンゴープリンは見た目はそれほど変わりはない。 ミルクをどばどばと多めにかけて食する。 さて一口・・・・

あ、これ、これよ。

正直にいうとややチープな味わいであるが、良品であると思う。 現時点で1月の冬のマンゴープリンは軒並みレベルダウンしているなか、 ここのは立派と言えるのではないだろうか?

このチープさはゼラチンか? やや市販の2個入りコーヒーゼリーに似たイメージ。
果肉も酸味がしっかりしており、それがクリームの濃厚さと相まってよいハーモニーを。

8点。

マンゴーらしさという点も評価したい。その独特のひねた感じが素直にでている。



お茶










総評



計360HK$ぐらい。

なんと言っても、私は蟹に脱帽。嫁さんはこれにカブラ蒸しをいれることだろう。
この値段でこの満足感。 よいことである。 やや中心部から離れているけれど、わざわざ歩いてくる甲斐があるというものである。

サービスはあまりよい物ではないと思っているが、 蟹を食べているときの皿の交換回数は特筆に値する。一体何回変えたんだ? というぐらいに。


階下にブッフェスタイルで人がわさわさとたかっているが、明らかにこっちの方が美味しいと思うぞ・・・ 君たち。


テーブル