Sinp's Wine

Crown Restaurant  クラウン レストラン
  フェルナン・ポワン没後50年特別メニュー


鴨のフォワグラのテリーヌ ブリオッシュ包み
鴨のフォワグラのテリーヌ


Foie gras de canard en brioche

非常に著名な一皿ですね。。 待っていましたという感じで。
食パン型に焼かれたブリオッシュの真ん中に丸くフォワグラのテリーヌが詰め込まれている。

皿に盛られる時にフォワグラの周りに鴨でとったコンソメゼリーが飾られる。
想像より大きく、厚い。 この分だと先がつらそうだ。

鴨のフォワグラはなかなか濃厚でねっとりとした感じを楽しめる。 ブリオッシュのバターがきっちりとサポートしてくれ、パン生地ともバランスがよい。

今回の大きな楽しみの一つであったが、この3種の組み合わせはその期待感を裏切る物ではなかった。
黒っぽいのはトリュフだったのかな??

単体で食べてもそれほど感じないかもしれないが・・・ パン生地の食感、コンソメの口溶け、バターの風味、フォワグラのねっとり感、それぞれが組み合さることで。

最近、こういう料理が少ないのはなぜなんでしょうか?? やっぱり太るか!?(笑)

エクルヴィスのグラタン
エクルヴィスのグラタン


Gratin de queues d'ecrevisses a la fine

ソースは殻でとったアメリケーヌソース。 上に殻が一つだけ載っている。
身はプリッとしたところと、ヌルッとしたところがあり、よく知る海老の身とはまたちょっと食感が変わっている感じがする。

軽い苦み、甘味、旨みが複雑に絡み合いバランスをとって、 よく食べるアメリケーヌのような濃さはないのだが、これがまた非常に美味しい。

ワインはグラスで4種ほどあったのだが、その中から

 Condrieu 2003 E.Guigal 2000円
 Hermitage Blanc 2001 E.Guigal 2500円

を。 そして、ワインはそれぞれ単体では好みの酸味が足りないのだが、この料理と合わせるとその表情をがらっと変えて楽しいものになる。

特にこのグラタンにはエルミタージュが良くあう。 料理と一緒だと熟した香りと言われるコンドリューに苦みががつんとのってしまうのだが、 エルミタージュブランにはその苦みが奥行きとなり、割と単体では地味な感じのワインだがすっかり変わってくれるのは嬉しいかぎり。

村名のよくあるギガルでもなかなか美味しく作ってあります。
今更改めて見直したりして・・・


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