鹿児島産の”うりぼう”のグリエ 赤ワインソース |
見た目と香り的に、牛のステーキという印象が最初。
食べてみてもその印象は大きく裏切られない。
こちらもやや塩分強めなのがやはり予想外。
しかし、そのシンプルな塩味が肉のうまみを引きたたせてくれる。
しゃきしゃきとも思える食感と共に、なかなかにおいしくいただけます。
また、香ばしさも味わいを引き立たせてくれます。
「いのしし」らしさとはその脂だとは思っており、
その辺は堪能ができなかったのはやや残念ではあるけれど、
この一皿は決して悪くない。
メニューによると、仔いのししの肉が煙にいぶされているよるようで、その分
香ばしさが増しているとのこと。
付け合わせは、カナダ産松茸は傘が大きい。
そのほか、しめじ、にんじん(赤、黄)、かぶ、ごぼう、さつまいもなど盛りだくさん。
知人は黄色人参がなかなか好印象とのこと。
また、さつまいもも甘くて美味しい。
そして、上にのっているのが「うりそーめん」とのこと。
しゃれか・・・!?
|
|
蝦夷鹿肉のロースト 黒胡椒のソース |
北海道阿寒湖の木下さんが獲った鹿らしいです。
昨年頂いたのはソースが赤スグリで、その酸味が生きていてもっと楽しめた
記憶がありますが、いかんせん先のうりぼうに舌がなれきってしまっており、
その辺の味わいの印象があいまい。
あとでメニューを確認すると、黒胡椒とのことでしたが。
そのため、ややスパイシーな感じも。
しかし、鹿肉の赤身の柔らかさなどはしっかりと健在。
焼き栗も香ばしく、甘い味わい。
じゃがいももほっくり。
今回は組み合わせというか、メリハリの強弱がはっきりしており、
食べた順番で印象が決まってしまうというのは、
いろいろな味見をするわれわれの手落ちということで、
その辺はご了承を。
|
|
ワイン |
Chateauneuf du Pape 2000 Pegau
まだまだ若いという気もしたが、ジビエにはこのくらいでも・・・
というセレクション。
マダムは南仏の同じセパージュの安価なワインを勧めて
いただいたのだが、どうもそちらの地方のは好みからずれることが
多いので、冒険をせずに、こちら。
飲んでみてもやはりまだ若いという印象はぬぐい得ないが、
その中に落ち着きもあり、苦手な若々しさもなく、
するするといただける。
あまりタンニンとか感じなかったような・・・そんなものかしら?
最近の造りっぽい? ってイメージで。
|
|