Sinp's Wine

Aux Delices de Hongo オ・デリス・ド・本郷


北海道から届いた鮟鱇のロースト
  パースニップ(白人参)のピューレを添えて 
鮟鱇のロースト

Poisson du jour

実は最初鮟鱇か・・・と、やや気落ちしたのも事実。  何せほとんど食べたことないのだが、一番うまいのは肝で、それ以外は・・・という話をよく聞いていたからだ。

目の前に供された鮟鱇は丸くブロックの形として。
ナイフを入れてみると、非常に弾力性が強く、ぷりっとしてなかなかの存在感だ。

食べてみると、もちろんソースの美味しさに助けられてと言う一面もあるだろうが、 美味しくいただける一皿だ。
このソースに負けないだけの魅力がこの魚にはあった。

白人参とはごぼうに近いような野菜とのことで、詳細は次回までの宿題に(笑)
ネットで調べると、こんな感じに。




鮟鱇と一緒にいただいたワインはこちら。

 Chassagne Montrache Marie-Therese Chauve 1989  

現在はなくなってしまったという作り手の村名の白。 しかし、その存在は侮りがたい。
かなり素晴らしい出来のワイン。 状態も本当に。

こんなに感動出来たワインは本当にひさしぶりだ。 ここ何年かなら、ベスト1にあげても遜色ないだろう。 決して忘れることができなさそうな味わいでした。

ふくよかでいながら、甘い香りを放つムルソーかその手に感じられる香りといえば、近いか?
しかし、村名でシャサーニュというのに、びっくり。

鮟鱇のソースにもこれがまたぴったりなのだ。
ソースに使っているという焦がしバターの風味と、バルサミコによる甘味か? としっかりとした酸味と。 これがワインとベストマッチ。ソースの旨みは鮟鱇の出汁だそうで。 あとトリュフと。

久しぶりに、ワインとのソースとのマリアージュを噛みしめられました。


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