写真でみるとそれほど感じませんが、かなり小さめなお皿です。
自家製スモークサーモン、ミル貝、ホタルイカ、ホタテが魚介で、トマトの搾り汁をベースにしたソースとなっているとのことでした。
軽めの食感とさっぱり感で、がっつり食べたい向きには物足りなさを感じるかもしれませんが、
こういうのはこういうのでアリかと思います。
がっつりとした酸味が好みですが、こういう穏やかな酸味もたまにはいい感じ。 季節的なものあるかな?
ミル貝のほのかな苦味が印象的。
ただ、一緒に頂いたブルゴーニュのグラス白ワイン(2004)1260円は単体でなかなか苦味と酸味のバランスもあっておいしいのですが、
料理との相性は今ひとつでした。 苦味がたってしまって。
ここは、ロゼのほうが邪魔しないと思います。
皿に供された瞬間に分かる香ばしさとちょっと甘さを感じさせる香り。
そして、頂いてみると今回こちらで一番気に入った一皿になりました。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、下には大和芋と百合根で作ったおまんじゅうのようなものの中にはウナギのミンチ肉。
上にはポワレしたものがのっております。
うなぎは、よく出来た蒲焼を彷彿とさせるような、外のかりっとして中はふわっと口の中でとろけるうなぎの仕上がり。
ソース(マデラ)にはウナギの引き立てる穏やかな甘さがあって、芋のボリュームと風味がウナギとよくあいます。
百合根はあまり主張しておりませんが、ねっとりとした芋の食感が楽しい。
ウナギの上にはトリュフがのっております。 トリュフはあまり分かりませんでしたが、全体のバランスがよい一皿でした。
ウナギにはロゼをお勧めいただきましたが、上のブルゴーニュとの相性の方が好きでしょうか?
ロゼは950円。 あまり特徴のないロゼでしたが、これが料理を邪魔しなくて、これはこれでよい選択だったかな、と。
|
|