まずはごろんと、塊肉が目の前に・・・ 圧倒的です。
さて、塊肉を堪能させていただいた後は、各人のお皿にて。
メニューには、”肩肉ともも肉のロースト 茄子のカネロニ添えタプナードソースで” とあります。
なかなかすごいです(笑)
奥にあるのは、ナスをチーズ、パン粉をふって焼き、カネロニに見立てて、、だそうです。
ご覧ください。 この肉質。。
まず意外だったのですが、普段、アニョーの場合、脂に美味しさ(甘く感じるような)が詰まっているものですが、
こちらのは脂ではなく赤身の部分が非常に美味しい。
どちらかというと繊細な味わいで、見たときのようなこってり感はほとんど感じさせません。
それにしても、かなりの食べでがありました。
また、肉質が非常に柔らかく、ナイフで切りにくいということがありません。
羊はサフォーク種で、日本海の潮風を受けて育った羊は今では国内では食べられなくなった「プレ・サレ」と比較されるそうです。
赤身を堪能できる肉質なので、こちらのもも肉も味わいがしっかりとして美味。
その下にあるのが、羊肉の煮込みとラタトゥイユ、だったかな。
こちらもチーズとパン粉の香ばしさにナスがよくあって。 また羊の口直しにも。
焼尻島の羊は国内のレストランでは有名で、確かレカンや今のトトキあたりでも頂いたことがあります。
またミクニとかも使っているとかはネットで見ることができます。
リンク切れになっていれば、関連記事は
こちら。
要約すると、30年かけて焼尻の羊を育ててきたが、10年以上前に十時さんが使い始めてくれて、それで知名度があがり、現在
フランス料理店からの引き合いが多く、品薄が続いている、という感じでしょうか?
また子羊は6、7月しか出荷できない、とのこと。
あまり生焼けの肉は好きではないというシェフで、その辺は私も好みは一緒です。
でも、もしかして・・・この肉はもっとレアが美味しいのかも、、と今、ふとそんなことを考えてみたり。
トトキで頂いた写真はこちら。
Coudoulet de Beaucastel Rouge Cote du Rhone 1996
シャトー・ド・ボーカステルの所有する畑の一番東に位置するようで、品種はムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー20%、サンソー20%
ぐらいのようです。
ワインはすでに落ち着きを見せており、その味わいはしっとりとして、羊にはよく合います。
香りも良いし、単体でもしっかりとした旨みがあります。またバランスもいい。
最近のビンテージなら、市販は3000円半ば。 ですが、これはビンテージが古いので。
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