Sinp's Wine

ル・パッサージュ Le Passage (神戸)


あわび
あわびとささげのソテー

あわびは鳴門の海女さんが取ったもの。 ささげは北海道のシェフの知人によるもの。 ささげとはあまり聞かない名だが、インゲンらしい。

シェフによると鳴門のあわびは火を入れても縮まないらしい。 本当かどうかは分からない。 しかし、分かることがたった一つ。
このアワビはかなりでかいことだ。


あわび
同じ様なカットですいません。
しかし、この大きさ(厚さ)が分かって欲しいな、と。

あまり高いものを食べないせいか、このアワビには驚きました。

つい先月食べた(銀座)高級店のアワビの小さかったこと。。

そして、大きさに従って、大味かと思いきや・・・ このアワビの味わいは一体!?

脇にある肝はかなり複雑な旨みをもち、アワビの噛めば噛むほど味がでるこの奥行きは 一緒に飲んでいる白ワインにも通じるものがある。 大至福。

そして、一緒にささげられている、ささげの旨さもどうなんだ。 甘さもしっかり。 食感もよく、かなり気に入ったささげ。

今年のベスト10入りは間違いないだろう。

最後までゆっくり噛んで噛んで噛んで・・・・


魚のコンソメ
あのアワビの後では他の料理もかすんでしまうのでは? と危惧するも、 そんな気配は全くない。

魚(はも、など)のコンソメと白アスパラ(今年最後だそうだが、まだあるんだ!?)のソース。

コンソメはあっさりしていながら、旨みに満ちている。 白アスパラも香気が高い。

口中をさっぱりとさせることに成功していながら、味の方もしっかり楽しませてくれる良品。


Volnay
次に頂いた赤(ボトル)はこちら。

Volnay Cuvee Camille 1996
Domaine Regis Rossignol Changarnier


赤は料理にあうかどうか微妙な感じがするものの好みでこちら。

クラシックな作りと聞いては、やめられません。
そして、あたり。(私的には)

Volnay 自体はそんなに濃いものはあまりないことは承知しているが、 これよ、これ。 こういうのが好きで Volnay にはまったのよ! という造り。

若干、落ちるのが早いかな? という点と料理に力負けしている気がしたのがネックかもしれませんが、 私的には久しぶりに満足した赤ワイン。

ちょっと調べたところでは、ロシニュール家は何世代にも渡ってVolnay でワインを造っている老舗。 Camille は娘の名前とのこと。 

しかし、ワインのセレクトがちょっとマニアックな感じだけれど、良質なものをおいております。 ちょっと高い印象がするけど(笑) これは18000円。

そして、グラスがまた小さい金魚鉢といった趣きのかなり大きめのグラスが香りを引き立たせてくれる。  もちろん、リーデル。 よく割れるとはシェフの弁。 確かに(笑)

フランスかも
フランス鴨。

入店したときから火が入り、その後ずっとコンロ(と言わないのかな?)の脇に置いて 寝かしてあった一品が今、目の前に。

あんなに置くのね。。。

肉厚な鴨が2切れ。 量が少ないというなかれ。 もう量的には十分です。


フランス鴨
味の方も最後を締めくくるに十分な味わい。  このお店、ジビエの方もかなり得意とのことですが、それが十分にうなずける感じ。

ソースとのバランスも良く、楽しめる。


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